トップ > 数字経済 > マーケット > 韓進観光、眠っているマイレージで国内観光…大盛況
コロナ19の直撃を受けた旅行各社は、航空会社のマイレージに注目した。海外旅行の道が行き詰まり、マイレージを使えるところがないという苦情が増えたからだ。国内では「ホカンス」が浮上し始めた。 5つ星ホテルのレストランを訪れた女性客の半分は、ハンドバッグを持っていないという声が聞こえるほどだ。大韓航空と韓進観光が提供する「マイレージホテル予約」商品が企画された背景だ。
◆ 「シグニエル1泊が9.5万マイレージ」
韓進観光（HANJIN TRAVEL）は昨年の末、大韓航空のVVIPを対象に航空会社のマイレージを国内の5つ星ホテルの宿泊券に交換できる商品を売り出した。今年マイレージが消滅する会員のための代案を用意するという次元だ。以前なら海外のホテルの場合にのみ、マイレージとの交換が可能だった。大韓航空の事業報告書によると、昨年末の時点で眠っているマイレージ（繰延収益）は2兆5000億の規模に達している。
結果は大ヒットだった。今年1月から予約がどっと入って来て、来月までに総600件の契約が成立した。再予約率は二桁に達している。週末を基準にして、シグニエルソウルのプレミアムルームを予約するためには1泊あたり9万5000マイレージが必要だが、1泊5万5000マイレージの韓屋リゾートで有名な安東の「グルメ（GURUME）」の場合は4月の一ヶ月間の平日と週末の予約はすべて完了した。
韓進観光の関係者は「今年の1～3月だけで、マイレージで3件のホテルの予約をした会員もいるほど反応が良い」とし、「マイレージの使用とホカンス需要がかみ合った結果と思われる」と語った。
◆ 上位1％のカルパック、10代の会員も10％
マイレージホテル予約商品を企画したのは韓進観光ラグジュアリーパティジ企画チーム「カルパック（KALPAK）」だ。 1995年に構成されたカルパックはこの16年間「上位1％のための旅行」を掲げ、大韓航空のVVIPに対するパッケージ旅行をリードしてきた。国内では唯一で世界高級旅行専門家連合（VIRTUOSO）に登録されている。代表商品である「オーストリアのザルツブルク音楽会ツアー」はエコノミークラスで2000万ウォンという高額商品だが、8年目で満席を続けている。
国内の高級旅行の需要は増加する傾向にある。カルパック会員登録の承認は、大韓航空のVIPに対する内部基準に基づいて行われる。登録維持の条件は、5年以内のカルパック商品の1回利用だ。現在のメンバーは約3500人ほどだ。この中には大韓航空スカイパス「ミリオンマイラークラブ（100万マイレージ）」の会員も多数属している。年齢別にみると、60代以上の30～40代の割合がそれぞれ40％と大多数を占めている。若年層の会員も急速に増えている。 20代はもちろん、10代の割合もそれぞれ10％に達している。
◆ 外国人観光客をターゲットに
カルパックの次のステップは、訪韓外国人の豪華ツアーだ。コロナ19以後、伝統料理と文化、韓屋などに魅了されて韓国を訪れる外国人観光客を狙おうという戦略だ。旅行プラットフォーム「アゴダ（Agoda）」によると昨年、韓国は台湾・タイ・日本・ベトナムに続き、旅行検索の順位で5位に上がった。
最初の試みは来月、国内の観光客を対象に行われる。ポストコロナ時代に合わせ、小規模の高級ツアーというコンセプトだ。ソウルを出発して慶北の安東と蔚山、釜山の代表観光地を3泊4日の間に見て回る。チョ・ヒスク韓食名将のクッキングクラスで国産食材を活用してツアー客に韓国料理の魅力を披露する「Foodie Tour」に重点を置いた。安東ヤンジンダン宗家の子孫との軽食、プライベートヨットツアーも体験要素として設定された。 1人当たり300万ウォンの高額商品にもかかわらず、現在は2チームの予約が行われた。
カルパックの関係者は「国内プレミアム旅行のフーディツアーを通じて海外に旅立つことのできない物足りなさをまぎらわすと同時に、顧客が韓国料理の魅力と伝統文化を体験できるように準備した」とし、「コロナ19の終息後は外国人観光客を対象に、韓国の美しさを紹介する計画」と語った。
韓進観光、眠っているマイレージで国内観光…大盛況
韓進観光・KALPAK
釜山プライベートヨット観光。 [写真提供＝韓進観光]
コロナ19の直撃を受けた旅行各社は、航空会社のマイレージに注目した。海外旅行の道が行き詰まり、マイレージを使えるところがないという苦情が増えたからだ。国内では「ホカンス」が浮上し始めた。 5つ星ホテルのレストランを訪れた女性客の半分は、ハンドバッグを持っていないという声が聞こえるほどだ。大韓航空と韓進観光が提供する「マイレージホテル予約」商品が企画された背景だ。
◆ 「シグニエル1泊が9.5万マイレージ」
韓進観光（HANJIN TRAVEL）は昨年の末、大韓航空のVVIPを対象に航空会社のマイレージを国内の5つ星ホテルの宿泊券に交換できる商品を売り出した。今年マイレージが消滅する会員のための代案を用意するという次元だ。以前なら海外のホテルの場合にのみ、マイレージとの交換が可能だった。大韓航空の事業報告書によると、昨年末の時点で眠っているマイレージ（繰延収益）は2兆5000億の規模に達している。
結果は大ヒットだった。今年1月から予約がどっと入って来て、来月までに総600件の契約が成立した。再予約率は二桁に達している。週末を基準にして、シグニエルソウルのプレミアムルームを予約するためには1泊あたり9万5000マイレージが必要だが、1泊5万5000マイレージの韓屋リゾートで有名な安東の「グルメ（GURUME）」の場合は4月の一ヶ月間の平日と週末の予約はすべて完了した。
韓進観光の関係者は「今年の1～3月だけで、マイレージで3件のホテルの予約をした会員もいるほど反応が良い」とし、「マイレージの使用とホカンス需要がかみ合った結果と思われる」と語った。
◆ 上位1％のカルパック、10代の会員も10％
マイレージホテル予約商品を企画したのは韓進観光ラグジュアリーパティジ企画チーム「カルパック（KALPAK）」だ。 1995年に構成されたカルパックはこの16年間「上位1％のための旅行」を掲げ、大韓航空のVVIPに対するパッケージ旅行をリードしてきた。国内では唯一で世界高級旅行専門家連合（VIRTUOSO）に登録されている。代表商品である「オーストリアのザルツブルク音楽会ツアー」はエコノミークラスで2000万ウォンという高額商品だが、8年目で満席を続けている。
国内の高級旅行の需要は増加する傾向にある。カルパック会員登録の承認は、大韓航空のVIPに対する内部基準に基づいて行われる。登録維持の条件は、5年以内のカルパック商品の1回利用だ。現在のメンバーは約3500人ほどだ。この中には大韓航空スカイパス「ミリオンマイラークラブ（100万マイレージ）」の会員も多数属している。年齢別にみると、60代以上の30～40代の割合がそれぞれ40％と大多数を占めている。若年層の会員も急速に増えている。 20代はもちろん、10代の割合もそれぞれ10％に達している。
安東グルメ [写真提供＝韓進観光]
◆ 外国人観光客をターゲットに
カルパックの次のステップは、訪韓外国人の豪華ツアーだ。コロナ19以後、伝統料理と文化、韓屋などに魅了されて韓国を訪れる外国人観光客を狙おうという戦略だ。旅行プラットフォーム「アゴダ（Agoda）」によると昨年、韓国は台湾・タイ・日本・ベトナムに続き、旅行検索の順位で5位に上がった。
最初の試みは来月、国内の観光客を対象に行われる。ポストコロナ時代に合わせ、小規模の高級ツアーというコンセプトだ。ソウルを出発して慶北の安東と蔚山、釜山の代表観光地を3泊4日の間に見て回る。チョ・ヒスク韓食名将のクッキングクラスで国産食材を活用してツアー客に韓国料理の魅力を披露する「Foodie Tour」に重点を置いた。安東ヤンジンダン宗家の子孫との軽食、プライベートヨットツアーも体験要素として設定された。 1人当たり300万ウォンの高額商品にもかかわらず、現在は2チームの予約が行われた。
カルパックの関係者は「国内プレミアム旅行のフーディツアーを通じて海外に旅立つことのできない物足りなさをまぎらわすと同時に、顧客が韓国料理の魅力と伝統文化を体験できるように準備した」とし、「コロナ19の終息後は外国人観光客を対象に、韓国の美しさを紹介する計画」と語った。
- 毎日経済 | シン・ミジン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2021-04-17 10:28:02
