モバイルショッピング市場、5兆ウォン肉迫(4/4)

来年にはホームショッピングも抜かす勢い 

問題点はないか?

決済・保安・私生活保護は宿題

米国流通業者「ターゲット(Target)」が、顧客の消費習慣と商品購入様式変化を分析し、ある女子高校生の妊娠事実を予測したことがあった。そして妊産婦用物品割引クーポンを送った。問題は、この女子高校生の両親ですら娘の妊娠を知らなかったという点。ターゲットは、過度なほどに個人の私生活をマーケティングに活用したという点で大変な批判に直面しなければならなかった。

モバイルショッピングが活況だが、さらに完全な流通チャネルとして座を占めるためには、解決するべき課題もまた多い。

最近、流通業者はモバイルショッピング時代を迎え、個人オーダーメイド型サービスを提供するため努力している。個人をマーケティング対象とし様々な行動パターンと反応を予測し活用し始めた。しかしこれは、ともすると過度な私生活干渉に繋がる恐れがあるという点で憂慮される。モバイルショッピング成長傾向と一緒に個人情報公開問題は、まず社会的合意が必要だと専門家は強調する。

各種決済システムと保安問題も解決課題だ。嶺南大経営学科のキム・サンヒョン教授は「決済と保安問題が解決されなければ、モバイルショッピングの今後の成長に障害になるだろう」と断言する。

モバイルショッピング決済システムは、以前に比べ大変良くなった。しかし、初めて試みる人たちには相変わらず進入の障壁が高い。設置しなければならないプログラムも多いだけでなく、安全性も疑わしい。あるシステムは、購入金額によって決済を制限したりもする。モバイルショッピングでカード決済ではない携帯電話少額決済を選択する顧客が多い理由だ。

保安とハッキング脅威から抜け出せない点も考えなければならない。未だモバイルショッピング保安問題に対し、具体的に要望が受付されたり大きく浮び上がった事例はない。しかし可能性は高いと専門家は警告する。インカインターネットの保安対応ムン・ジョンヒョンチーム長は「現在、スマートバンキング市場で保安問題がとにかくイシューであるため、相対的にモバイルショッピング関連の保安問題が未だ水面上に現れないだけだ。危険性は十分に感知される。保安問題がモバイルショッピング市場でイシュー化されるのは結局時間の問題だ」と耳打ちした。

一部の使用者は、スマートフォン自体の物理的限界で発生する不便さもあると話す。画面が小さく、検索のためのボタン入力が不便で、商品イメージも明瞭でなく購入決定が容易ではないという話だ。これはモバイルショッピングの主流が高価製品のかわりに低価興業生産品販売であることと関係が深い内容だ。

モバイルショッピングと関連し提起されているまた異なるイシューは、モバイル商品券払い戻し問題だ。

モバイル商品券は、スマートフォンでクーポンを購入し、バーコードやQRコードがつけられたメッセージを送ると受信者がオフライン売場で商品と交換できるサービスをいう。SKプラネットの「ギフトコーン」、KTエムハウスの「ギフティショー」、LGユープラスの「ギフトユー」などが代表的だ。

移動通信3社が発行したモバイル商品券規模は、昨年1063億ウォン。商品券代行業者が発行するモバイル商品券まで勘案すると、全体市場規模は今年2000億ウォンを超えると予想される。

発行額数は徐々に増加しているが、使用期限が一般の商品券に比べあまりにも短く、払い戻し手続きが面倒で使用者の不満が少なくない。通常、有効期間は2~3か月で、期限が過ぎても発行日から5年が過ぎなければ購入額の90%まで返してもらうことができる。問題は、消費者がこの事実をよく知らないという点。払い戻し手続きも複雑だ。有効期間が過ぎたモバイル商品券を払い戻しを受けるためには身分証明書、料金請求書写本、通帳写本など個人情報が入った書類を提出しなければならない。払い戻し主体も発行業者ごとに様々だ。4000ウォンのアメリカーノコーヒークーポンひとつ払い戻ししようとこのような不便さを甘受しろというからには、相当数の消費者が払い戻しを放棄する。このような消費者の被害はそのまま商品券発行業者の利益に繋がる。

セヌリ党イ・ジェヨン議員室の資料によると、モバイル商品券が払い戻しされていない総額は、今年7月基準で216億ウォン。このうち2008年に発行した3億1500万ウォンは今年消滅する。来年には今年の5倍である17億4700万ウォンが消える。モバイル商品券払い戻し問題の制度的改変が必要な時点であるという話が出る背景だ。
  • 毎経エコノミー_カン・スンテ記者
  • 入力 2013-12-19 14:36:00