韓国造船業界、ブラジルの「5兆海洋プラント」獲得狙う



今年に入って世界の船舶市場で「受注朗報」を継続している韓国の造船各社は、今回は過去最大の5兆ウォン規模の海洋プラント受注を目前にしている。受注成功時には2013年の「エジナプロジェクト」以来の8年ぶりの「超大当たり」だ。年内に超大型コンテナ船と液化天然ガス(LNG)運搬船などの新規船舶の発注が多く予想される状況で、長期低迷に陥った海洋プラント市場までが蘇る兆しを見せたことで、国内造船業は今年は「第2の全盛期」を享受するだろうという期待も高まっている。

18日の造船業界と外信によると、ブラジルの国営石油会社であるペトロブラス(Petrobras)は浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)2隻を発注するために、韓国造船海洋と大宇造船海洋を相手にそれぞれ詰めの交渉を行っている。

今回の2隻の発注額は合計46億ドル(約5兆1300億ウォン)に達することが分かった。単一のFPSO契約件では史上最大の規模だ。韓国造船海洋と大宇造船海洋は今年2月の入札で相対的に低価格を提示して、最終受注候補に上がった。韓国造船海洋はシンガポール国営造船会社であるケッペル・ブラジル企業であるブラスペルスと、大宇造船海洋はイタリアのサイペンとそれぞれコンソーシアムを構成して参加した。サムスン重工業はブラジルのエネルギー企業EBRなどと手を組んで参加したが、最終的な候補には上がることができなかったと伝えられた。

韓国造船海洋と大宇造船海洋は、今回の受注のために総力を傾けている。現在までに国内の造船各社が受注したFPSOの最大規模は、2013年にサムスン重工業がナイジェリアで受注した「エジナプロジェクト」だ。受注金額だけで約3兆8000億ウォンだ。サムスン重工業はこのFPSO 1隻を建造し、2017年に引き渡した。その後、国内造船会社が1兆ウォン以上の単一契約を締結したのは、2019年のサムスン重工業がアジア地域の船社から受注したFPSO 1隻(約1兆1000億ウォン)が唯一だ。

ただし一部では韓国造船海洋と大宇造船海洋は、今回のFPSOを1隻ずつ分けて受注するだろうという展望も少なくない。 1隻を建造するだけでも数年がかかり、人材も非常に多く必要とするために、調整のために両社に分散して発注するだろうという分析だ。このようになると、コンソーシアムごとに2兆5000億ウォン以上の受注金額を得ることになる。業界では今回の入札結果は、早ければ今年の上半期中に出てくるだろうと予想している。

今回のことをきっかけに、海洋プラント市場の回復に対する期待も高まっている。コロナ19事態で10~20ドル台まで急落した原油価格(WTIベース)は最近、再び上昇して60ドル台まで回復した。これに合わせて原油生産に必要なFPSOの需要も増えるだろうと思われる。
  • 毎日経済 | ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-04-18 17:00:04