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SKハイニックス「サプライズ実績」…前年比65%増


  • SKハイニックス「サプライズ実績」…前年比65%増

SKハイニックス(SK hynix)は半導体オフシーズンである第1四半期に、市場の見通しを上回る好実績を達成した。 PCとモバイル製品用のメモリー半導体の需要が増加し、主要製品の歩留まりが急速に改善され、売上げと営業利益の両方で二桁の成長率を記録した。 SKハイニックスは半導体業界全体の供給不足に対応するために、来年に予定されていた施設投資(CAPEX)の一部を前倒しして執行する計画も明らかにした。

SKハイニックスは28日、第1四半期の売上げ8兆4942億ウォンと営業利益1兆3244億ウォンを記録したと発表した。これは前年同期比でそれぞれ18%と65.6%の増加であり、前四半期との比較でも7%と37%増加した数字だ。このことで、昨年第4四半期の7兆ウォン台と9000億ウォン台に落ちた売上げと営業利益は、四半期ぶりに8兆ウォン台と1兆ウォン台を回復した。この期間の純利益は9926億ウォン(純利益率12%)で、営業利益率は16%を示した。

SKハイニックスの主力製品であるDRAMとNAND型フラッシュメモリは、モバイルとPCおよびグラフィックス製品を中心に販売数が増加した。SKハイニックスのノ・ジョンウォン経営支援担当副社長(CFO)は実績公示後に開かれたカンファレンスコールで、「メモリ市況の改善でオフシーズンにもかかわらず、DRAMとNAND型フラッシュの出荷量が前四半期比でそれぞれ4%と21%増加した」とし、 「DRAMの平均販売価格(ASP)は前四半期との比で4%上昇し、NAND型は7%下落した」と説明した。

この日、SKハイニックスは今後の市場の状況にも肯定的な展望を出した。コロナ19の影響が続き、DRAMの需要が継続的に増えているという理由だ。 NAND型フラッシュメモリも市況が改善されると予想した。

ノ副社長は、「パンデミック以降にデジタル化が加速され、メモリの需要増が持続しており、部品不足を懸念した顧客の在庫確保競争も激化している」とし、「年内はDRAMのタイトな需給状況が続くとみている」と語った。 NAND型フラッシュについては「予想よりも業況が早く回復し、第2四半期には価格が上昇転換するだろう」と語った。

このような市場の状況に合わせ、SKハイニックスは投資拡大計画を発表した。 SKハイニックスは「世界の半導体業界の供給不足事態で、来年の投資分の一部を今年の下半期に前倒しにして執行することを決定した」とし、「これにともなう生産量の増加は、来年に発生するだろう」とした。このことから今年の設備投資額は再び10兆ウォン台以上に増えると予想される。

これとともにSKハイニックスは今年、DRAM分野の主力製品である10ナノ級第3世代(1z)製品の生産量を増やすと発表した。 NAND型フラッシュメモリ部門では、128段製品の販売比率を80%まで高めると同時に、年内に176段製品の量産を開始する計画も策定した。

半導体微細工程の核心である極紫外線(EUV)装置の導入計画も明らかにした。 SKハイニックスは「今年中にEUVを活用した第4世代(1a)DRAMの量産を開始する」とし、「以後は第5世代(1b)、第6世代(1c)DRAMにもEUVの適用を拡大する計画だ」と明らかにした。

最近、朴正浩(パク・チョンホ)SKハイニックス副会長が投資拡大の可能性を言及したファウンドリ(半導体受託生産)については、既存の8インチ事業に集中するという意志を明らかにした。 8インチウエハー基盤のファウンドリ事業は、超微細工程である12インチに比べて生産性が高くないという評価を受けたが、最近は車両用半導体とディスプレイ駆動チップ(DDI)やイメージセンサーなど、8インチファウンドリの主要製品の供給不足がひどくなり、再び注目されている。 SKハイニックスは子会社のSKハイニックスシステムIC(SK hynix system ic)を通じてファウンドリ事業を行っている。

SKハイニックスは「いますぐ12インチや尖端プロセスによるファウンドリ事業への進出計画はない」とし、「8インチファウンドリ事業の将来の展望を非常に肯定的に見ている」と語った。
  • 毎日経済 | パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-04-28 17:35:08




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