船賃高騰で「シベリア・中国鉄道」輸送に人気

韓パントス社に問い合わせ殺到 

総合物流会社である韓パントス(PANTOS)社が運営中の「シベリア・中国鉄道」に国内の輸出企業(荷主)の問い合わせが殺到している。海上輸送運賃が最近になって史上最高値を更新したうえに、コンテナ(ボックス)が不足して出荷まで遅延しはじめたことから鉄道輸送が代替案として浮上したのだ。

30日のパントスによると、今年に入ってシベリア横断鉄道(TSR)と中国横断鉄道(TCR)で輸送した貨物の取扱量は、前年同期(1~4月)に比べて5~6倍に増加した。 TSRは釜山港から露ウラジオストク近くのボストチヌイ港まで船で移動した後、シベリア鉄道を利用してヨーロッパに行く道だ。 TCRは仁川港や平澤港から中国の威海港などまで船で移動し、そこから鉄道で中国を越えて移動する方式だ。現在、これらの2鉄道は週3~4回運行している。

物流業界ではTSRとTCRの輸送量が増えた理由として、欧州向けの海上輸送を代替できるという点をあげている。当初、鉄道輸送は海上輸送よりも輸送期間が最大で半分ほど短いが運賃はずっと高かった。しかし昨年の下半期から海上輸送運賃が大きく上昇し、現在では鉄道輸送と海上輸送の間の運賃格差が消えた。

特に先月、スエズ運河での座礁事故の後は鉄道輸送に対する荷主からの問い合わせが大幅に増えたという。最近はスエズ運河が回復して再開通したが、船舶の運航スケジュールの遅れなどの後遺症が依然としており、TSRとTCRを問い合わせる荷主はまだ多い。これについてパントスの関係者は、「国際輸送ルートを多様化するなどの先制的な努力が、昨年から続いた物流大乱とかみ合って期待よりも多くの荷主から関心を受けている」と語った。

国内外の主要物流企業も、鉄道輸送市場に次々と進出している。現代グロービスは今年3月、中国最大の民営物流企業であるチャンジウ(長久)とともに鉄道輸送ブランド「ECT」を立ち上げた。世界的な船会社のマースクラインも3月に海上・鉄道複合輸送サービスを開始した。そして日本の横浜からロシアまで海上で移動した後、鉄道を利用して英フェリックストーまで40フィートコンテナ40個を出荷したと発表した。
  • 毎日経済 | ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-04-30 21:48:39