SKイノベーション、4半期ぶりに黒字転換…「コロナ悪夢」脱出か



SKイノベーションが全事業部門の平均した成長にささえられ、4四半期ぶりに黒字転換に成功してコロナ19の悪夢から脱した。 SKイノベーションの未来核心事業である電気自動車用バッテリー部門はまだ損益分岐点を超えられなかったが、前四半期比での売上高は80%も上がって急速に成長した。

崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長は、今月末の韓・米首脳会談経済使節団の一員として米国訪問時に、SKイノベーションのジョージア州バッテリー工場の建設現場を見学して社員を励ますことが分かった。

SKイノベーションは13日、今年の第1四半期に売上げ9兆2398億ウォンと営業利益5025億ウォンを記録したと発表した。営業利益は前年同期比で2兆3179億ウォン、直前の四半期比で7459億ウォン増加し、4四半期ぶりに黒字転換した。ただしLGエネルギーソリューションと米国国際貿易委員会(ITC)で行われたバッテリーの訴訟和解金1兆ウォンを実績に反映し、税引き前利益は5276億ウォンの損失を記録した。

SKイノベーションはバッテリーを除外した全事業部門で平均した実績を収めた。石油事業は米国の寒波による供給の支障で精製マージンが大幅に改善され、原油価格の上昇にともなう在庫関連利益が拡大し、営業利益は前四半期比で6086億ウォン増加した4161億ウォンを記録した。

化学事業も売上げ増加で営業利益1183億ウォンを記録して黒字転換した。潤滑油事業は販売量は停滞したが、原油価格の上昇にともなう在庫関連の利益で営業利益は前四半期比で118億ウォンほど増えた1371億ウォンを記録した。特にここ2年間は電気自動車用潤滑油の販売量が年平均で33%増加し、業績に貢献したことが分かった。 SKイノベーションは電気自動車市場の成長に応じて、今年は前年比で2倍の販売量を予測している。

SKイノベーションの次世代事業にあげられる電気自動車用バッテリーの場合は黒字転換できなかったが、2019年以降は売上高が着実に上昇して成長を維持した。第1四半期のバッテリー事業は販売量の増加によって売上高5263億ウォンを記録し、前年同期の売上高との比で約80%増加した。営業損失は海外工場の初期費用の増加の影響で、前四半期比で約678億円増の1767億ウォンだった。

SKイノベーションは2023年までに85GWh(ギガワット時)、2025年までに125GWh以上のバッテリー生産能力を備えることを目標にして積極的な投資を行っている。業績発表後に行われたカンファレンスコールで、ユン・ヒョンジュSKイノベーションバッテリー企画室長は「一回充電で700キロメートル走行可能なバッテリーを2023年に完成させようとしている」とし、「次世代バッテリーの技術開発のための努力を継続している」と付け加えた。 SKイノベーションはバッテリー事業の黒字転換の時期を2022~2023年と占っている。現在、SKイノベーションの受注残高は600GWhで、売上高ベースでは80兆ウォン水準に拡大した。

電気自動車用バッテリー部門がSKグループの未来事業であるだけに、チェ会長は韓・米首脳会談経済使節団として米国を訪問する今月末、24日(現地時間)前後にジョージアに建設中のバッテリー工場を見学する予定だ。ジョージア州にSKイノベーションが約3兆ウォンを投資して、年間43万台分(21.5GWh)の電気自動車用バッテリーを生産する第1・第2工場を建設中の場所だ。

一方、SKイノベーションの実績発表を最後にして、GSカルテックス、エスオイル、現代オイルバンクなどの韓国精油4社の第1四半期の成績表発表が終わった。精油4社は前年同期との比較ですべて黒字転換し、コロナ19の不況から少しずつ回復する姿を見せた。ただし営業利益の相当部分は原油価格の上昇に起因した在庫評価利益であることから、本格的な業績回復は第2四半期からだろうという見方が出ている。
  • 毎日経済 | ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-05-13 17:24:57