トップ > 数字経済 > 企業 > コーロン・インダストリー、親環境素材の市場開拓に乗り出す

コーロン・インダストリー、親環境素材の市場開拓に乗り出す

リサイクルPETフィルムを開発 

コーロンインダストリー(KOLON INDUSTRIES)は国内で初めてリサイクルプラスチックフィルムを開発し、親環境(環境にやさしい)素材の新規市場の開拓に乗り出した。

コーロンインダストリーは26日、LG生活健康とロッテアルミニウムに「リサイクルプラスチック(PCR)」原料を使用した「ポリエステルフィルム(PCR PETフィルム)」を供給することにしたと明らかにした。

今月からLG生活健康とロッテアルミニウムが出荷する一部の生活用品と食品容器の包装に、コーロンインダストリーが供給するフィルムが使われる。

コーロンインダストリーとLG生活健康およびロッテアルミニウムは、昨年の下半期からリサイクルPETを適用した梱包材開発のための共同研究に乗り出した。コーロンインダストリーの関係者は「PCR PET原料は不純物が多くて物性維持が難しく、加工の難しいフィルム生産に活用することは難しかった」とし、「協業を通じて開発に成功したことで、各国の環境規制に効果的な対応が可能になった」と説明した。

コーロンインダストリーは今回の納品を契機に、生活用品と食品包装用や産業用などのPCR PETフィルムに適用分野を段階的に拡大していく計画だ。現在、PCR PETフィルムのシェアは年間600万トンに達するPETフィルム市場全体の需要の1%にも満たない状況だ。しかし世界的にプラスチックの使用削減の動きとともに、環境にやさしい原料として注目されながらはっきりとした成長を見せている。

コーロンインダストリーのチャン・フィグ代表は「リサイクルPET事業はコーロンインダストリーのESG(環境・責任・透明経営)経営の新たな軸として、今後は適用分野を拡大していく」と語った。
  • 毎日経済 | ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-05-26 19:18:52




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア