GSカルテックス、カーボンニュートラル原油を導入

ESG経営に拍車 


GSカルテックス(代表ホ・セホン社長、写真)は国内のエネルギー企業のうちで最初に「炭素中立原油」を導入するなど、ESG経営(環境・責任・透明経営)の先頭に立つ。最近、麗水工場の燃料をLNGに全面的に交換し、プラスチック空き瓶のリサイクル事業など、環境に配慮した動きを強化している許世烘(ホ・セホン)社長が、今回は原油の導入も炭素中立(カーボンニュートラル)という破格のカードを取り出した。さらには水素バリューチェーンの構築強化にも直接乗り出して、業界の耳目が集まっている。

GSカルテックスは17日、スウェーデンのエネルギー企業ルンディン(Lundin Energy)社がノルウェーのヨハン・スヴェルドルップ海上油田で生産したカーボンニュートラル原油を導入すると発表した。 GSカルテックスが今回導入する量は原油200万バレル分だ。 GSカルテックスの一日あたり最大原油処理量は80万バレルで今回の導入量は大規模ではないが、国内のエネルギー企業で初めてカーボンニュートラル原油を導入するという意味がある。ルンディンは現在、ノルウェー近くのヨハン・スヴェルドルップ油田で一日約50万バレルの原油を生産している。

GSカルテックスが導入する原油がカーボンニュートラル原油と呼ばれる理由は、原油生産段階で発生する二酸化炭素の排出量を「ゼロ」にしたからだ。まず生産段階では二酸化炭素の排出低減技術を導入し、炭素排出量を一般的な原油生産に比べて40分の1に減らした。一般原油の場合は1バレルを生産するときに平均で18㎏の二酸化炭素が排出されるが、ルンディンはこれを0.45㎏に低減・捕獲する技術を採用した。ルンディンは原油生産から少量排出される二酸化炭素さえなくすために、木を植える活動でカーボンニュートラルを達成した。

この日、ホ・セホン社長は水素事業の強化の動きにも乗り出した。 GSカルテックスは麗水市役所で17日、韓国東西発電および麗水市と「水素経済の活性化とカーボンニュートラルのための投資協約」を締結した。 GSカルテックスは韓国東西発電と1000億ウォンを投資して、水素燃料電池発電所の構築とCCU(Carbon Capture&Utilization/炭素捕集・活用)技術の実証・実用化のためにコラボレーションを行う。麗水市は許認可などの行政支援に乗り出す。

GSカルテックスは韓国東西発電との今回の協約にもとづいて、麗水に所在する韓国東西発電湖南火力発電所内の遊休地に15メガワット規模の水素燃料電池発電所を構築する。約5万世帯が使用できる規模で、2023年の完成が目標だ。この水素燃料電池発電所は、GSカルテックス麗水工場で生産される副生水素の供給を受けて電気を生産することになる。GSカルテックス麗水工場から出る副生水素をパイプラインで供給される構造で、コスト削減はもちろん、二酸化炭素が排出されないことから環境に優しい。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者
  • 入力 2021-06-17 19:25:49