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現代自、ロボット犬「スポット」を建設現場へ投入…BTSが広報

広報に防弾少年団を起用 

  • 現代自、ロボット犬「スポット」を建設現場へ投入…BTSが広報
  • 提供=現代自動車グループ


現代自動車グループは最近買収を完了した米ロボット企業のボストンダイナミクスの主力製品であるロボット犬「スポット」を、自社の事業現場に初めて投入する。 29日の業界によると、現代自動車グループは現代建設を通じて、ソウル市江南区の旧韓国電力跡地のGBC(グローバルビジネスセンター)建設現場に、7月初めからスポットを配置する計画だ。

2026年の完工を目標に建設中のGBCは、当初の105階建て1棟から50階建て3棟に変更する案が有力に推進されている。現在、GBCは構造基盤を構築するための「トパギ(つぼ堀)」工事の手順を踏んでいる。つぼ堀は自然状態の土を掘りおこすことで、安全対策にもとづいて行わなければならない重要な基礎工事だ。

ボストンダイナミクスのロボット犬「スポット」は自分の足で歩くことができる。GBCの現場でスポットが正確な現場写真などを撮影することにより、工事の完成度を高めることができる見通しだ。いったんGBC現場に1台のスポットが試験投入され、そのロボットを制御・監視する専門要員も配置される予定だ。

現代自動車グループは昨年12月に本契約を締結した後、去る21日にボストンダイナミクスの買収手続きをすべて終え、既存の所有者であるソフトバンクグループからボストンダイナミクスの支配持分の買収を最終完了した。この取引で現代自動車グループはボストンダイナミクス株の80%を、ソフトバンクは20%を持つことになる。

現代自動車グループはボストンダイナミクスが物流ロボットや案内・支援ロボット、ヒューマノイドロボット市場に参入するための自律走行(歩行)、ロボットアーム、ビジョン(認知・判断)などの技術分野で世界最高水準の技術力を備えていると判断している。ボストンダイナミクスは4足歩行ロボット「スポット」のほかに、2足直立歩行が可能なロボット「アトラス」などを開発して注目された。

特に現代自動車グループはスマートモビリティソリューション提供業者に移行するためにもロボットを活用する見込みだ。建設・物流だけでなく、自律走行車と都心大韓航空モビリティ(UAM)、スマートファクトリーの分野にもロボットを投入するとみられる。

実際に現代自動車グループは人間中心の未来モビリティへのコミットメントを強調するために、水素電気自動車「NEXO(ネッソ)」などの現代自動車製の車両とウェアラブルロボットやスポットなどが一緒に登場するロボットビジョン映像を自社のオンラインチャンネルで最近公開した。

一方、現代自動車はこの日の人気アイドルグループ防弾少年団(BTS)がスポットおよびアトラスと一緒に「アイオニック」ブランド音源に合わせて踊る映像「Welcome to the Family with BTS」を公開した。 BTSは現代自動車のグローバルブランド広報大使として活躍している。

今回の映像は現代自動車とBTSの広告撮影現場に遊びに来たスポットを、アイオニックとネッソが迎えることから始まる。 BTSのメンバーとスポットが向き合って、基本的な動作を互いに見せる場面が続き、難度の高いBTSの振り付けをスポットが習得するようすもおさめられた。

現代自動車の関係者は「ボストンダイナミクスの買収でl優れたロボット新事業を拡大し、顧客に一次元高い経験を提供する予定」だとし、「ロボティクスを広めるためにMZ世代とコミュニケートし、多様なマーケティング活動も持続的に先導する計画」だとした。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者
  • 入力 2021-06-29 19:44:59




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