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サムスン電子、自社Exynos APを搭載したギャラクシーS21 FE出荷か

来る第4四半期に 

  • サムスン電子、自社Exynos APを搭載したギャラクシーS21 FE出荷か
  • サムスン電子製「Exynos(エクシノス)」写真提供=サムスン電子


世界的な半導体供給不足の事態によって戦略スマートフォン「ギャラクシーS21ファンエディション(FE)」モデルの発売予定が延期されるだろうとの見通しが強まるなかで、サムスン電子は独自部品である「エクシノスモバイルアプリケーションプロセッサ」(AP)を活用し、第4四半期中にモデルを正式発表することにした。

30日の関連業界によると、サムスン電子はギャラクシーS21 FEを来る第4四半期中に、世界市場に出荷する計画を有力に検討している。サムスン電子はギャラクシーS21 FEを来る8月に出荷する予定だったが、世界的な半導体チップ不足で困難を経験してきた。スマートフォンの頭脳の役割を果たすモバイルAPを供給する米クアルコムが生産に支障をきたしたことで、業界ではサムスン電子がこのモデルの発売計画を取り消すことがありうるという見通しも多かった。

サムスン電子はクアルコムのモバイルAPの不足分をサムスンエクシノスAPに取り替えて、グローバル市場に投入することを有力に検討していることが伝えられた。エクシノスAPはサムスン電子システムLSI事業部が開発・設計したモバイルAPだ。ギャラクシーS21 FEは、オリジナルのクアルコム製最新APであるスナップドラゴン888を採用する予定だった。

サムスン電子は第2四半期から半導体供給不足でスマートフォンの供給に支障をきたしながらも、対応策を練ってきた。サムスン電子製ギャラクシーS21 FEも、出荷の遅延ないしは出荷取り消しの可能性まで浮上した状況だった。サムスン電子はクアルコムのスナップドラゴン888 APとエクシノスAPを同時搭載し、このような半導体供給大乱の衝撃を最小化する戦略を展開する分析される。情報技術(IT)業界によると、サムスン電子はギャラクシーS21 FEモデルの出荷地域を米国や欧州などのいくつかの市場に限定したり、クアルコムAPとエクシノスAPの地域配分を通じて、限られた数量のみを供給する計画を検討するだろうと伝えられた。
  • 毎日経済 | イ・ジョンヒョク記者
  • 入力 2021-06-30 17:38:57




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