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韓、第2四半期の輸出40%増…上半期で初の3千億ドル突破


  • 韓、第2四半期の輸出40%増…上半期で初の3千億ドル突破

韓国の輸出が今年に入って6月までの累積で初めて3000億ドルを突破し、最高の成績を出した。先月は前年比で40%近く増加し、歴代の6月のなかでは最高を記録した。今年の第2四半期は前年同期との比較での輸出増加率は42.1%を記録した。

産業通商資源部は1日、去る6月の輸出額が前年同期よりも39.7%増加した548億ドルを記録したと発表した。月別輸出は昨年11月から8ヶ月連続で増加しており、最近の4カ月連続で500億ドルを突破した。今年の高い成長率は昨年の上半期がコロナ19の拡散初期であり、世界の市場経済が凍りついたことが最大の理由だ。しかし、その後は輸出量がすばやく回復し、単純な基底効果を超えた高い成績を記録することになった。

先月の輸出額はこれまでの6月の中では最高値であり、歴代のすべての月間成績と比較しても3番目に高い実績だ。品目別にみると15種の主力品目がすべて増加したうちでも、14品目は二桁以上のとびぬけた増加を見せた。貿易収支は44億4000万ドルで、14カ月連続の黒字行進を続けた。

先月の輸出が好調を見せた理由は、半導体や自動車などの主要品目の輸出が大きく増加した影響が大きかった。半導体輸出が111億6000万ドルを記録し、2カ月連続で100億ドルを突破した。先月の半導体の輸出額はこれまでの6月の輸出額の中では最も多い。一般機械(47億1000万ドル)と石油化学(46億4000万ドル)も世界経済の回復の流れの中で、これまでの6月のなかでは歴代1位の輸出額を達成した。自動車・自動車部品もそれぞれ50%と100%以上ずつ輸出が増加した。二次電池(8億1000万ドル)とバイオヘルス(13億3000万ドル)も歴代6月の輸出額のうちで最高値を更新した。家電・二次電池・無線通信機器などの情報技術(IT)品目も着実に成長し、輸出の上昇を後押ししている。

輸出市場でも大部分が好調を見せた。輸出は中国と米国や欧州連合(EU)、そしてアセアンの4大市場で二桁以上も増加した。特に米国では50%以上増加して、全体的な輸出実績の拡大に大きく貢献した。他にも日本39.6%、中南米106.5%、インドの100.2%など、全体的に輸出が大きく伸びた。

このような実績に支えられて今年の上半期の累積輸出額は、前年同期比26.1%増の332億4000万ドルを記録した。上半期の輸出額が3000億ドルを突破したのは史上初めてであり、上半期の輸出増加率は11年ぶりに最も高い数値だ。今年の上半期の輸入は24%増の2851億1000万ドルで、貿易収支は181億3000万ドルとそれぞれ集計された。輸入額と貿易額もすべて上半期を基準にして1位の記録だ。

今年の下半期の輸出見通しもよい。韓国貿易協会は今年の輸出は昨年よりも17.4%増加した6017億ドルを記録すると予想した。これは昨年末に出した予測値の5382億ドルよりも700億ドル近く高めに設定された。 KOTRAも最近の展望では増加率を17~19%と、10%ポイント引き上げた。

ムン・スンウク産業部長官は「我が国の製造業の競争力などを土台に、輸出が史上最高の上半期成績を上げた」とし、「輸出の量的成長だけでなく、内容面でも品目の競争力向上と質的成長を確認することができた」と評価した。続いてムン長官は「伝統的な主力産業が世界市場での座を強固にするなかでも、システム半導体とエコカーなどの未来の高付加価値商品の割合が持続して増えており、バイオとヘルスや二次電池などの新成長品目のすべてが上半期に過去最高の輸出額を達成したのは、わが国の輸出の将来を明るくしてくれる部分」だと強調した。

しかし同氏は「輸出入の物流の隘路と部品供給の支障、原材料価格の上昇などの脅威が続く状況」だとし、「今年の輸出が反騰を超えて年間輸出で過去最高を更新することができるように、政府も最善を尽くしたい」と語った。
  • 毎日経済 | オ・チャンジョン記者
  • 入力 2021-07-01 17:56:18




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