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現代・キア自、米国で半年間に80万台販売…景気回復の波に乗る


  • 現代・キア自、米国で半年間に80万台販売…景気回復の波に乗る

今年1~6月の現代自動車グループはコロナ19以降世界的な景気回復に乗って、米国で歴代の上半期史上で最多販売実績を収めた。

2日の現代自動車グループによると今年の上半期、現代自動車(ジェネシスを含む)は42万6433台を、キア自動車は37万8511台を販売し、米国内での現代・キア自動車の販売量は上半期だけで80万4944台を記録した。

現代・キア自動車が米国で上半期に80万台以上を販売したのは今回が初めてだ。これまでは2016年の上半期に、現代自動車37万4060台とキア自動車が32万8327台の計70万2387台を販売したことが最多記録だった。今回はその記録を10万台以上もふわりと跳び越えた。

2019年の上半期に米国で64万8000台を販売した現代自動車グループは、昨年はコロナ19の直撃を受けて販売量が54万3000台に急減したが、今年は80万台以上の実績を収めサプライズ成長を記録した。 1年間に販売台数が48.1%も増えたことで、世界の自動車業界の今年上半期の米国内の平均成長率(前年同期比)の33.7%を大きく上回った。

もちろん独BMWと独フォルクスワーゲンなどは今年の上半期に米国で50%を上回る販売量成長を記録したが、現代・キア自動車はトヨタ(44.5%)やホンダ(40.7%)およびGM(19.7%)など、米国内の大手完成車企業よりも高い成長率を見せて善戦した。米フォードと独ベンツ、英ジャガーランドローバーなどは今年上半期の販売実績を公開しなかった。

特に現代自動車高級ブランドであるジェネシスは、今年の上半期だけで前年同期比156%増の1万9298台の販売台数を記録した。このうち核心も出るはスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)の「GV80」だ。昨年11月から米国で販売が開始されたGV80は、1年も経たずに1万台以上の累積販売台数を達成した。このモデルはゴルフの皇帝タイガー・ウッズの転覆事故でさらに有名になった。 GV80の今年の6月、米国内の販売台数は4054台で月間最多記録だ。

現代自動車グループの関係者は、「今年の上半期に米国で良い実績を収めたことは、コロナ19以降で米国市場が素早く回復しているという事実が大きく作用した」とし、「特にSUVなどの魅力的な商品性を持つ現代・キア自動車のラインナップがその流れにうまく乗ってている点も一役買った」と説明した。

実際に現代・キア自動車は今年の上半期、米国で販売したSUVは総49万6870台で、前年の1~6月よりも48.3%増加した。車種別では、ツーソン(8万3517台)、アバンテ(7万3437台)、サンタフェ(6万3110台)、K3(6万2159台)、スポーティジ(5万3374台)、K5(5万1120台)の順に多く売れた。

米国内の車両販売価格も上昇しており注目される。米国だけで売られているキアの大型SUV「テルライド」は廉価版で数千ドル、豪華モデルは1万ドルを上回る状況がいまも続いている。米ウォールストリートジャーナル誌によると、コロナ19の余波と自動車用半導体の供給不足で、新車を購入したい消費者はディーラーについ公式価格以上を支払っている。米国内の車両販売価格は製造者ではなく、ディーラーが左右するからだ。コロナ19以前は車両価格割引が多かったが、いまは正反対だ。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者
  • 入力 2021-07-02 18:05:52




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