韓国造船海洋、2.4兆受注か…メタノール推進コンテナ船12隻


韓国造船海洋(KOSE)は世界最大のコンテナ船会社の欧Maersk(マースク)からメタノールを燃料として使用する1万5000TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)級の大型コンテナ船を大規模に受注する見通しだ。メタノール推進コンテナ船では世界最大の大きさだ。これをきっかけに親環境船舶市場での韓国造船海洋の立地もいっそう強固になるものと思われる。

8日の造船業界と外信などによると、韓国造船海洋はマースクと1万5000TEU級メタノール推進コンテナ船12隻(オプション物量を含む)の建造契約を交渉中だ。具体的な船価などは公開されなかったが、業界では1隻当たり2000億ウォン前後で価格が決定されるものと見ている。 12隻をすべて受注と受注金額は約2兆4000億ウォンに達すると予想される。

メタノールは従来の船舶油と比較して硫黄酸化物99%と窒素酸化物80%、および温室効果ガスを25%まで減らすことができることから、液化天然ガス(LNG)につづく親環境船舶燃料としてあげられる。これまでメタノールは生産単価が高く、窒素酸化物を排出するという理由で船舶の燃料として使われていない。しかし主原料である天然ガスの生産量増加によって生産単価が低くなり、窒素酸化物を減らす燃料噴射技術が開発され、最近は次世代船舶燃料として注目され始めた。

特にメタノールは高圧力と極低温が要求されるLNGとは異なり、常温と一般的な大気圧でも保存・移送が容易であることからインフラの初期構築費用も比較的低いという特徴がある。現在、メタノール推進船は世界に20隻あまりが運航中で、その中の3分の1ほどが韓国造船海洋で建造した船舶だ。

マースクの今回の発注は、去る2月に2023年までにカーボンニュートラル船舶運航計画を発表したことによる決定とみられる。先にマースクは先月、韓国造船海洋の子会社である現代尾浦造船と3500TEU級メタノール推進コンテナ船3隻(オプション物量を含む)の建造意向(LOI)を締結した。現代尾浦造船は2016年に世界初のメタノール推進船2隻を引き渡し、環境保護船市場で頭角を現わした。

これとともに韓国海洋水産部は先月18日、メタノール燃料推進船の検査基準を新たに反映した韓国船級の「低引火点燃料船規則」の改正案を最終承認した。これによって国内の造船各社はメタノール推進船市場にも素早く対応できるようになった。
  • 毎日経済 | ソン・グァンソプ記者
  • 入力 2021-07-09 00:39:01