斗山重工とポスコ、アンモニアガスタービンの開発で協力


ポスコと斗山重工業はアンモニアをガスタービンの燃料として使用するための技術開発に着手する。ポスコと斗山重工業は19日、「清浄アンモニアガスタービン分野の研究開発業務協約」を締結したと発表した。浦項産業科学研究院(RIST)も参与する。

協定にしたがってポスコはRISTとともにアンモニア分解器(Cracker)の開発を推進する。アンモニアはポスコが海外から温室効果ガスを排出せずに生産された「グリーン水素」などを合成して調達する計画だ。昨年にガスタービンの国産化に成功した斗山重工業は、水素と窒素に分解されたガスを一度に燃焼させる燃焼器およびガスタービンを開発する。 RISTは独自の水素研究センターにアンモニア燃焼実験設備を構築する。

ポスコと斗山重工業が集中することは、アンモニアをそのまま燃やす代わりに「分解器」を使用して水素と窒素ガスに分解し、その後に燃焼させてガスタービンを回す技術だ。分解器とガスタービンをそれぞれ開発した事例はあるが、これを一体化した発電技術の開発は世界的にも今回が初めてであることが伝えられた。

これまでポスコは水素を輸送する手段としてアンモニアに集中してきた。水素(H)に窒素(N)を合成するとアンモニア(NH3)となる。こうすることで既存の流通網を活用することができるし、損失率も少ない。既存の流通網を活用するということは、世界の88ヶ所ものアンモニア輸出入ターミナルを利用できる可能性を意味する。韓国にも仁川・麗水・蔚山など3ヶ所の輸入ターミナルがある。

今回これら二社は頭脳を突き合わせて、直接燃焼させても二酸化炭素の発生しないエネルギー燃料としてのアンモニア研究に飛び込んだわけだ。水素・窒素ガスを燃焼させると、アンモニアをそのまま気化させて燃焼するよりも燃焼速度と発熱量が増える。 これら3社は燃焼段階で発生した排気ガスから熱の一部を回収し、分解器に再投入してガス熱量を高め、発電効率を向上させる技術も開発する計画だ。
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  • 毎日経済 | イ・ユソプ記者
  • 入力 2021-07-19 19:27:20