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現代自とLGエンソル、バッテリー合弁会社でアセアン市場を攻略


現代自動車とLGエネルギーソリューションは、インドネシアに建設するバッテリー合弁会社(JV)の安価な原料を活用し、バッテリー価格競争力で優位を確保する。

インドネシアのメディアによると9日、インドネシア産業部のアグス・グミワン(Agus Gumiwang)長官は最近、地元の記者らと会った席で「現代自動車とLGエネルギーソリューションが合弁で作るバッテリー工場に原料を安く提供する」とし、「バッテリー工場をインドネシア建設と原料を直接供給できるようにコストを最大30~40%まで減らすことができると考えている」とした。

インドネシアはバッテリーの原料であるニッケル、コバルト、マンガンなどの鉱物埋蔵量がかなり多い。特にバッテリーの原料価格の約40%を占める陽極材の中核とされるニッケルは、世界の埋蔵量の約20%が埋蔵されている。バッテリー価格で原料が占める割合は約40~50%であるだけに、インドネシアに建設することになった現代自・LGエネルギーソリューションのバッテリー合弁会社は原料を安価に安定的に確保しつつ、価格部門でかなりの競争力を確保することができるものと予想される。電気自動車用バッテリーのコストは、2016年のkwh当たり293ドルから2019年に156ドル、2020年には120ドルと少しずつ低くなっているが、最近の原料価格の上昇で価格下落が遅れている状況だ。

現代自動車とLGエネルギーソリューションのバッテリー合弁会社は、2024年からインドネシアで年間10GWh(ギガワット時)規模のバッテリーを生産する予定だ。インドネシア政府は一定の期間は法人税はもちろん、合弁工場運営のための各種設備や部品に対する関税の免除、電気自動車関連の税制優遇の強化などのインセンティブを提供すると約束した状況だ。さらに原料まで安定して供給を受けると、現代自動車とLGエネルギーソリューションは、人口6億人のアセアン市場で先を行くことができる基盤を整えることになる。

両社は今年の第3四半期中に合作法人の設立を終えて、第4四半期に着工に乗り出す予定だ。 LGエネルギーソリューションはバッテリーの価格競争力を確保するために、原料確保のほかにスマートファクトリーの建設などの効率化の研究にも取り組んでいる。
  • 毎日経済 | ウォンホソプ記者
  • 入力 2021-08-09 17:40:30




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