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韓ハンファ、世界最高解像度の商用地球観測衛星を開発

韓サトレクアイ社と協力 

ハンファ・エアロスペースが最大株主である国内唯一の衛星システム開発・輸出企業のサトレクアイ(Satrec Initiative)は、ハンファグループの「スペースハブ」専門担当組織(TF)と協力して商用地球観測衛星の開発に乗り出した。これまで国内では政府が主導していた衛星の開発は、民間投資で行われる「ニュー・スペース時代」の錨を上げるわけだ。

サトレクアイは18日、世界最高の解像度の商用地球観測衛星「SpaceEye-T」の開発に乗り出したと明らかにした。

今回の衛星は宇宙の上空から道路の車両種類まで識別可能なレベルである30㎝級の超高解像度が特徴だ。観測幅は12キロメートルに達し、重さは約700キログラムで中・小型級の大きさだ。地上200~6000キロメートルの間を周回する低軌道衛星として開発され、衛星一個だけで地球全体を定期的に観測することができる。

サトレクアイの関係者は「国内外の事業を通じて蓄積・検証した核心技術と経験を土台に、2024年の年初に衛星打ち上げを目指している」とし、「子会社を通じて発射した後、衛星の運用や映像の使用化はもちろん、地球観測分析ソリューションをさらに高度化する予定だ」と語った。

サトレクアイは韓国初の衛星である「ウリビョル衛星」を開発したカイスト衛星研究所の研究員が1999年に設立した企業だ。国内で唯一の衛星システム開発能力を保有しており、2009年以来は独自に開発した計5基の地球観測衛星システムを輸出してきた履歴がある。

特に今回の衛星開発は、ハンファグループが全社的に力を集中しているスペースハブタスクフォース(TF)の支援で行われる。ハンファソリューションのキム・ドングァン代表はスペースハブTFチーム長を務めており、サトレクアイの役員を兼任している。ハンファグループの航空宇宙・防衛産業の中間支柱の役割を担っているハンファ・エアロスペースは、今年4月に1089億ウォンをサトレクアイに投資して、サトレクアイの株式20%と今後は株式に転換可能な転換社債を保有している最大の株主でもある。

サトレクアイのキム・イウル代表は「SpaceEye-T衛星の開発と運用を通じて世界の地球観測市場で、サービスプラットフォームを活用した統合ソリューションを提供できる新たなビジネスモデルの開発を本格化する予定」だと語った。
  • 毎日経済 | ハン・ウラム記者
  • 入力 2021-08-18 17:33:06




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