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「カカオトーク」のギフト機能、一年で3兆超えるビジネスに


  • 「カカオトーク」のギフト機能、一年で3兆超えるビジネスに

  • カカオショッピングライブに放送人のヤン・ジョンウォン氏(左)とユーチューバーのジギが出演し、ホームトレーニング製品を紹介している。 [写真提供=カカオコマース]


30代の会社員キム某氏は今日も友達に「カカオトーク・ソンムルハギ(ギフト機能)」を通じてスターバックスクーポンを送った。友達に家事と関連し、面倒な依頼をしたところ頼まれてくれたからだ。キム氏は誕生日のお祝いや感謝の表現、記念日などのさまざま状況で、カトク(カカオトーク)のギフト機能で周囲の人々に感謝の気持ちを表現する。

国民メッセンジャー「カトク(カカオトーク)」を前面に出したカカオショッピングは、電子商取引き業界で差別化された競争力を大きくしている。カカオショッピングを運営するカカオコマースは今年、利用者拡大のために高級ラインを中心に商品群の拡大に乗り出す一方で、アプリケーション(アプリ)改編などのサービス改善を通じて、利用客のカカオトークショッピングの利用頻度を高めるという目標を立てた。

2018年にカカオから分社したカカオコマースは「カカオトーク・ソンムル」「カカオトーク・ショッピング」「ショッピング・ハウ」「カカオメイカーズ」などを運営している。カカオコマースの成長は親会社であるカカオの売上げ上昇につながった。カカオの今年第2四半期の業績でギフト機能、カトクストア、メイカーズ、カカオフレンズオンラインなどが含まれるプラットフォーム部門のカトクビジネス取引き型の売上高は、昨年第2四半期の1211億ウォンから今年の第2四半期は1788億ウォンに増加した。

取引き額も成長を続けている。今年第2四半期のカカオコマースの全取引き額は、前年同期比で48%伸びた。製品やクーポンをカカオトークメッセージで伝えるギフト機能は取引き額が44%増加した。ギフトの受け取り者が直接アドレスを入力する「ギフト配送」の取引き額が68%増えて成長をリードした。 4050世代のギフト機能決済顧客が前年同期比で40%成長し、2030世代を中心とした顧客層を脱して多様化する様相を見せている。アクティブ利用者も高い水準だ。昨年12月の時点で月間有効利用者数はギフトで約2713万人、ストアで約1289万人、メイカーズで約606万人を記録した。

カカオコマースの最大の競争力は、カカオトークから出てくる。全国民のメッセンジャーカカオトークを通じて利用でき、特別の会員登録とログインの必要なく、カカオペイで決済も簡単だ。利用者はカカオ生態系の中で、希望の商品を発見するとすぐさま迅速かつ簡単に購入できる。

カカオコマースの代表的なサービスは、カカオトークをベースにしたギフトにある。昨年の取引額は3兆5000億~3兆7000億ウォン規模と推定される国内モバイルギフト市場で、カカオトークのギフト機能は3兆ウォン以上を占めていることが分かった。ギフト機能は他人のために購入するという性質上、価格割引きを考慮しない、マージン率の高い方だ。また企業の立場からギフト機能は最低価格や短納期など、競争の激しい既存の電子商取引市場に比べて負担が少ない。

カカオコマースは利用者の裾野拡大のために、さまざまな変化を試みている。まず取扱商品を増やしている。特に高級品の拡大に注力している。ギフトには昨年12月にTiffany & Co.に続いて、今年1月には新世界免税店が入店するなど、ラインナップを強化している。現在、ギフトにはグッチ、ピアジェ、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ティファニーなどが公式ブランドストアに入っている。またペット、旅行、レジャー、シルバー保険など、全12種の保険モバイル商品券のギフト機能も23日にリリースした。金融とデジタルコンテンツなどの商品ラインナップも多様化する計画だ。

カトクストアは事業者だけでなく、個人の売り手も入店できる内部インフラ基盤を整える予定だ。カカオショッピングライブも差別化されたコンテンツ・企画力を土台に売り手の範囲を拡大し、オープンプラットフォームに拡張して、最終的にはより多くの売り手の商品をライブコマースで紹介するチャンネルになるという目標を立てた。去る3月には利用者の利便性を向上させるために、アプリの改編作業を進行した。

来る9月に予定されたカカオとの再合併も期待される点だ。カカオ側は合併によってカカオトーク内で広告とコマースの好循環の輪を強化し、カカオトークを通じたビジネス全体の中・長期的成長率が増加するものと期待している。カカオコマースの関係者は「昨年は顧客の愛とアンタクト拡散に支えられ、注目に値する成長を記録することができた」とし、「カカオコマースが持つ潜在力を発揮してショッピングの楽しさを伝えることができる、国内の代表ショッピングプラットフォームになる」と語った。
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  • 毎日経済 | オ・デソク記者/カン・ミンホ記者
  • 入力 2021-08-24 06:27:49




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