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米ゴールドマンサックス、韓国に2兆投資

データセンターと物流センターなど 

  • 米ゴールドマンサックス、韓国に2兆投資
  • 米ゴールドマンサックスの韓国内投資の推移


「グローバル大手」の米ゴールドマン・サックスが2兆ウォン規模の国内不動産投資の計画を立て、物流センターやデータセンターへの投資に始動をかけた。韓国内では主に数百億ウォン規模の不動産投資を進めていたゴールドマン・サックスが、兆単位の実弾を整えて国内の不動産プロジェクトに積極的に乗り出す。

25日の投資銀行(IB)業界によるとゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは最近、「不動産専門実査チーム」をゴールドマン・サックスのソウル支店内に新設し、2年間で2兆ウォン台の不動産投資に乗り出すことにした。

ゴールドマン・サックスはこれと関連し、京畿道利川市一帯の複合物流センター用地の開発プロジェクトを含め、65万平方メートル(約20万坪)以上の規模の物流センター用地を確保したことが伝えられた。

ゴールドマン・サックスが2兆ウォン台の投資方針を固めたのは、韓国をはじめとするアジア圏の不動産市場の成長性を高く評価したためとみられる。企業のデジタル転換の拡大と電子商取引きの拡散ブームがここ数年のあいだ息もつかせず進められたなかで、コロナ19の大流行が物流センターとデータセンターの需要をいっそう触発させた点に特に注目している。このことからゴールドマン・サックスの兆単位のディールには、物流センターとデータセンターが中心になると予想される。

大信証券のイ・ウォンギョン研究員は「米国は今年第1四半期、物流センターを含むプライム産業不動産の投資収益率(3.9%)はオフィス不動産への投資収益率(4.6%)よりも低くなった」とし、「一部の投資家は3%台の利回りでも、物流センターの成長性にベーティングしている」と語った。

今回の投資は、海外に設定されたゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの実物投資ファンドが国内の不動産に投資する形で、すべての投資の意思決定は海外で下されるとみられる。ゴールドマン・サックスソウル支店は去る19日、金融監督院に関連する登録手続きを終えて海外ファンドへの投資支援業務を開始した。

ゴールドマン・サックスは日本と中国でも同様の投資の動きを続ける方針だ。去る6月にゴールドマン・サックスは年間1000億~1500億円規模の日本の不動産投資の規模を2500億円と2倍ほどに増やし、物流センターやデータセンターへの投資拡大に乗り出した。中国では今月初めに昆山と鄭州などを中心に、現地の開発業者とともに4億8800万ドル規模の物流センターに対する投資を行った。アジア・太平洋の電子商取引市場は有望な投資先としてあげられる。また企業の第4次産業革命ブームとともに、データセンターの需要が急増している。
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  • 韓国のデータセンター現況

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  • 毎日経済 | アン・ガプソン記者
  • 入力 2021-08-25 23:26:48




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