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SKバイオファーム、てんかん治療剤で売り上げ1兆にらむ


  • SKバイオファーム、てんかん治療剤で売り上げ1兆にらむ

  • SKバイオファーム研究所の研究者らが新薬の研究開発に取り組んでいる。 [写真提供=SKバイオファーム]



SKバイオファームが開発した新薬が相次いで朗報をもたらして注目されている。SKバイオファームは2030年には世界のヘルスケア企業10位圏の中に入るという目標を達成するために、研究開発(RD)の速度を緩めていない。

6日の製薬・バイオ業界によると、SKバイオファームは米国とハンガリーでてんかん治療薬「Cenobamate(セノバメイト)」を、部分発作のある2~18歳の小児・青少年患者に投与する臨床第1相を開始した。 SKバイオファーム側がセノバメイトの適用対象年齢を拡大するために追加で臨床試験を開始したものだ。

SKバイオファームが独自に開発したセノバメイトは、米国と欧州などで成人の部分発作患者に使用できるように許可されたことがある。米国では2019年11月に、欧州では今年3月に品目許可を受けた。適用年齢を拡大するための追加の臨床でも成功的な結果をもたらしたなら、さらなる売上げ増加の効果が期待される。

セノバメイトは世界最大の医薬品市場である米国で、すばやい売上げの成長を見せている。今年の第2四半期の米国市場でのセノバメイト(米国製品名「XCOPRI(エクスコプリ)」)の売上高は188億ウォンと集計され、処方数も前四半期よりも38%増の2万445件を記録した。コロナ19の影響で市場拡大の難しさを経験したが、SKバイオファームはデジタル基盤の営業とマーケティングシステムを構築してこれを打開した。インターネット基盤のサービスが可能なコネクテッドTV広告を制作し、最近では米国てんかん財団とソーシャルメディアキャンペーンを行って、疾患に対する認識の改善とセノバメイトの発作消失効果を示すことに集中している。

さらなる市場開拓作業も行っている。欧州地域ではSKバイオファームの協力社である伊Angelini Pharma(アンジェリニファーマ)社を介して、6月からドイツでセノバメイト(欧州製品名「ONTOZRY(オントズリ)」)の販売を開始した。去る3月に欧州でセノバメイトの販売許可を取得し、アンジェリニファーマ社側から技術料約1235億ウォンを受けた。また、英国の医薬品規制庁から市販許可を取得したSKバイオファームは今後、欧州41カ国で医薬品販売計画を立てた。このことから業界ではセノバメイトと関連して、SKバイオファームの売り上げが急増すると見ている。証券業界では売上高が5年以内に5000億ウォン、7年以内に1兆ウォンを突破するだろうという予測も出ている。

SKバイオファームが2011年に臨床第1相を完了して技術輸出した睡眠障害治療剤「スノシ(sunosi)」もまた、販売エリアを拡大していくなど順調だ。 SKバイオファームのパートナー社のJazz Pharmaceuticals(ジャズファーマシューティカルス)社は、スノシが今年5月にカナダの保健当局から販売許可を取得して、最近発売されたと先月31日(現地時間)に発表した。このことからスノシは米国市場と独、仏、伊、デンマークなどの欧州市場に続き、カナダ市場にまで進出することになった。

SKバイオファームはスノシでカナダ市場に進出して、売上げ実績と連携したマイルストーン、ロイヤルティ収益を期待している。スノシは今年第2四半期のみで売上げ1210万ドル(約140億ウォン)を上げるなど、継続して収益を出している製品であり、カナダ市場への進出によって売上げはさらに伸びるだろうと予想される。

同社側はパイプラインの追加確保にも集中している。 SKバイオファームが開発中の希少小児てんかん(レノックス・ガストー症候群)治療剤の「Carisbamate(カリスバーメイト)」は近い将来、臨床1b・2相を完了する予定であり、難治性・転移性腫瘍の治療候補物質の発掘作業も進めている。

SKバイオファームは去る7月に「2030年グローバルトップ10ヘルスケア企業への跳躍」という目標を提示した。特に人工知能(AI)を活用して候補物質の発掘を加速させ、尖端リボ核酸(RNA)技術を適用して独自開発したRDプラットフォームを高度化している。
  • SKバイオファーム、てんかん治療剤で売り上げ1兆にらむ
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  • 毎日経済 | パク・ユンギュン記者
  • 入力 2021-09-06 19:07:03