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現代自の軽SUV「キャスパー」突風人気を予告

事前契約初日で1万9千台 

  • 現代自の軽SUV「キャスパー」突風人気を予告

  • 15日午前、光州市光山区の光グリーン産業団地内の光州グローバルモーターズ(GGM)工場で、光州型雇用の最初の作品である軽スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)「キャスパー」1号車が公開された。左からコン・ヨンウン現代自動車社長、パク・グァンテGGM代表者、イ・ヨンソプ光州市長、ユン・ジョンて韓国労総光州本部議長。 [写真出処=聯合ニュース]


15日、量産を開始した国内初の軽スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)「キャスパー」が尋常でない大ヒットの兆しを見せている。キャスパーは労使共生型雇用モデルの光州グローバルモーターズ(GGM)が現代自動車から委託を受けて製造した1号車だ。

現代自動車によると、キャスパーは事前契約の初日だった去る14日、なんと1万8940台がオンラインで契約された。これは現代自動車グループの新車のうちで、事前契約の初日を基準にして歴代5位に該当する記録だ。

現代・キア自動車の新車のなかで、この部門の1位は現代自動車初の専用電気自動車「アイニック5」で、今年2月の事前契約初日に2万3760台を達成した。昨年7月にキア自動車の「カーニバル」第4世代モデルが2万3006台、今年3月のキア自製の専用電気自動車「EV6」(事前契約ではなく予約)は2万1016台だった。キャスパーが記録した1万8940台は、昨年3月にキア「ソレント」第4世代の1万8941台にたった1台足りない数字だ。

そのうえキア自動車を除けば、キャスパーは現代自動車の内燃機関自動車のうちで事前契約初日に最高記録を更新した新車として記録された。現代自動車のプライドである「グレンジャー」(2019年11月1万7294台)まで超えたわけだ。

何よりもキャスパーは光州型雇用事業の最初の作品という社会的趣旨を踏み台にし、今後は実際の販売量が増加する可能性が高い。 SUVでありながらも軽自動車なので、各種料金(通行料と駐車料など)の割引きが可能である点も魅力的だ。

軽自動車としてはやや高価な価格(1385万~1870万ウォン)だが、国内で人気の高い車種であるSUVという点を考慮すれば、生涯最初の車を購入したい「2030 MZ世代」を中心に突風を巻き起こす可能性がある。キャスパーは事前契約から今後の正式契約まで、100%オンラインで販売が行われる。

世界初で、前後の座席がすべて完全に90度まで折りたたむと2メートルを超える室内空間が生じるので、「チャバク(車泊)」の需要攻略にも功を奏したという評価だ。業界の関係者は「キャスパーは軽SUVという新しい車級を披露したうえ、国内の自動車では初めてオンラインを通じた直販方式などの購入の便利性まで備えており、事前契約の初日から爆発的な関心を集めた」と分析した。

この日の午前、光州市光山区の光グリーン産業団地内のGGMの工場では、キャスパー量産記念式典が開かれた。 2019年1月に光州地域の労・使・政が共生協約を締結してから2年8カ月ぶりであり、今年の4月にGGM工場が竣工してから5ヶ月ぶりに歴史的な最初の量産が開始されたわけだ。

GGMは今年の目標生産量を1万2000台としており、来年には7万台まで製造することによって、自動車委託生産専門メーカーとしての地位を確立するという計画だ。 GGMは国内でなんと23年ぶりに設立された完成車工場で、柔軟な生産システムを構築していることから、キャスパーのような軽SUVだけでなく、今後は他の車種の量産も充分にこなせるように見える。

GGM設立の最も大きな理由である雇用創出も注目される。

GGMは量産体制を控えて第1次として539人を採用しており、年間10万台の生産を基準にして、向後は正規人材の規模を1000人まで増やす計画だ。 1次採用人員の93.4%は、光州市と全南の出身で、年齢別では20代が半分以上で最も多い。 GGMは食堂で使用する食材の30%以上を地域の農産物を使用するように義務付けられており、食堂の従業員も70%以上を地域住民から選んだ。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者
  • 入力 2021-09-16 09:08:37




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