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韓国ラーメンが世界で大人気…「イカゲーム」「寄生虫」で


  • 韓国ラーメンが世界で大人気…「イカゲーム」「寄生虫」で

  • ネットフリックスのドラマ「イカゲーム」の中の主人公が、三養食品の「三養ラーメン」をつまみに酒を飲んでいる。ラーメンを砕いてスープをかけてお菓子のように食べる姿が海外で注目され、三養食品が恩恵を得ている。 [写真提供=ネットフリックス]



海外で韓国ラーメンの人気がすごい。年初にはアカデミー賞を総なめにした映画『寄生虫(『パラサイト』)』に出てきた「チャパグリ」のおかげで農心(ノンシム)が大ヒットしたことに続き、最近ではネットフリックス『イカゲーム』のおかげで三養ラーメンが大笑いしている。

特にパンデミックの影響で世界的に家庭食の需要が増え、自宅で手軽に楽しめる「Kラーメン」に対する外国人の関心がこれまで以上に高い。このことから三養食品は中国に現地法人を設立し、海外マーケティングにさらに拍車をかける方針だ。

■ 現地法人で勝負をかける三養食品

三養食品は5日、輸出主力市場である中国に現地法人を設立する計画だと明らかにした。去る8月に米ロサンゼルスに「三養アメリカ」を設立したことに続き、12月には中国の上海に「三養食品上海有限公司」を設立する計画だ。

これまで「プルダク焼きそば」で海外で「Kラーメン」突風を起こしてきた三養食品は、最近は世界的に人気を集めるネットフリックス『イカゲーム』で三養ラーメンが露出して広報効果を享受している。『イカゲーム』関連の検索で三養ラーメンがヒットするほど話題となっている。

『イカゲーム』は賞金456億ウォンを獲得するために、参加者が命をかけて競争する内容のドラマだ。主人公がゲームに参加する前にソジュ(焼酎)を飲みながら三養ラーメンをおつまみに食べるシーンが出てくる。ここで生ラーメンにスープをかけてお菓子のように食べる姿が、海外の消費者たちの好奇心を刺激した。

実際に三養食品は『イカゲーム』の中で三養ラーメンを利用したマーケティングを準備して、海外市場の攻略に力を入れる計画だ。三養ラーメンの関係者は、「間接広告をしたわけではないが、当社の製品が出て嬉しかった」とし、「生ラーメンを飲食することができるさまざまなレシピをコンテンツとして開発し、積極的に海外マーケティングをするつもり」だと語った。特に今回の中国法人設立は、海外マーケティングの拡大に大きな役割を果たすものと期待している。

1969年に国内で初めてベトナムをはじめとする輸出に乗り出した三養食品は、最近は海外部門の急激な成長に応じて現地法人の設立を継続して検討してきた。プルダク焼きそばの人気で輸出が急増し始めた2016年から昨年までの4年間、海外部門の年平均成長率は41%にもなる。同じ期間における売上全体で海外売上げが占める割合も、26%から57%へと大幅に増加した。

現在、中国と米国は三養食品の海外売上げでそれぞれ45%と15%を担う主力市場だ。 1000億ウォン台の売り上げを記録する中国では、プルダク焼きそばは「光棍節」などのショッピングイベントで、ラーメン販売順位で毎年上位圏を占めるほど人気だ。 2019年から3年連続で「中国消費者が選んだ大韓民国今年のブランド大賞」に選ばれるほど、堅実な需要層を確保している。米国は最近、韓国ラーメンの認知度上昇とコロナ19の影響で、昨年の時点で前年比売上げが2倍以上も増加した。

三養食品は米国法人と中国法人を通じて、現地営業網の強化に注力する。三洋アメリカは主要オン・オフライン流通チャネルへの入店を積極的に推進する予定だ。世界最大のオンラインショッピングモール「アマゾン」にはすでに入店を完了しており、北米地域の公式ストアサービスを開始した。三養食品上海有限公司は今後、オフライン販売チャネルの拡大に加え、現地の市場特性を反映した特化製品を出荷してポートフォリオの多角化を推進する方針だ。

三養食品は現地直接進出方法で海外市場での競争力を確保し、世界的な食品企業に跳躍するという計画だ。輸出の前進基地になる密陽新工場が来年に完工すると、海外需要に弾力的に対応することができることになり、現地法人との相乗効果は相当なものになると予想される。

■ 農心「辛ラーメン」の海外販売が国内を上回る

  • 韓国ラーメンが世界で大人気…「イカゲーム」「寄生虫」で

  • 米ニューヨークのタイムズスクエアで外国人が「辛ラーメン」を食べるすがた。 [写真提供=農心]



一方でKラーメン熱風を導くもう一つの軸である農心は今年の第3四半期、「辛ラーメン」単一品目の海外売上げが初めて国内の売上げを超えたと発表した。辛ラーメンの今年第3四半期までの総売上げ6900億ウォンのうちで海外売上げが3700億ウォンを記録したというものだ。農心は現在の傾向が続くならば、年末には辛ラーメン全体の売上げが9300億ウォンに、その中での海外売上げは5000億ウォンに達すると観測している。農心の関係者は「辛ラーメン単一品目で年間売上げ1兆ウォンというエポックを達成する日は遠くないだろう」と語る。

辛ラーメンは1986年の発売以来、国内で30年間「一等ラーメン」のブランド地位を維持しながら、海外では韓国的な辛さを伝える伝道師の役割を果たしている。 1987年に輸出を開始した辛ラーメンの販売国は、現在は100カ国以上に達している。

すばやく世界に目を向けて前進基地を設立したことも、海外での成長を後押ししているという分析だ。農心は1996年に中国の上海工場をはじめ、青島工場(1998年)と瀋陽工場(2000年)、米国のLA工場(2005年)などの海外に生産拠点を設立し、農心ジャパン(2002年)と農心オーストラリア(2014年)、農心ベトナム(2018年)、農心カナダ(2020年)などの販売法人を設立した。安定した供給網を備えて、現地市場に素早く対応してきたわけだ。

農心は今年末に米国第2工場の稼動が開始すると、米国とカナダだけでなくメキシコと南米地域までに供給量を増やして海外売上げが大幅に成長するだろうと期待している。
  • 毎日経済 | キム・ヒョヘ記者/チン・ヨンファ記者
  • 入力 2021-10-05 18:37:55