[単独] CJ ENMのSMエンター買収が秒読みに

韓国エンター業界に一大地殻変動 


CJ ENMは韓国代表芸能企画社であるSMエンターテイメント(SM Entertainment)を買収することにして、関連の手続きに突入した。

21日の投資銀行(IB)業界によるとCJ ENMはこの日、SMエンターテイメント買収のための了解覚書(MOU)の草案を伝達した。取引対象は李秀満(イ・スマン)代表プロデューサーが保有する持分18.72%だ。 SMエンターテイメントは近いうちに優先交渉対象者としてCJ ENMを確定する予定であり、双方は詳細調整後の数ヶ月以内に本契約まで締結することにしたと伝えられた。 CJ ENMは年内の取引き終結を目標にしたと伝えられる。

今回の取引に精通したIB業界の関係者によると、CJ ENMはSMエンターテイメントの株式100%に対する価値として3兆~4兆ウォンを認めた。このことからイ・スマン代表プロデューサーの持分取引額は6000億~7000億ウォンになる見通しだ。この日の終値基準のSMエンターテイメントの時価総額が約1兆8000億ウォンであることを勘案すると、60~100%の経営権プレミアムを上乗せしたわけだ。

CJ ENMが最大株主になった後も、イ・スマン代表プロデューサーはSMエンターテイメントの首長の役割を継続して担当する予定だ。創業者であるイ・スマン代表プロデューサーはKポップビジネスに対する意志が強く、世界の音楽市場でのネットワークがしっかりしているという点をCJ ENMが認めたものと解釈される。 CJ ENM音楽部門とSMエンターテイメントと合併する案は、まだ議論中であることが伝えられた。

SMエンターテイメント買収戦は、今年一年の買収・合併(M&A)市場で最も注目された取引きだった。最大株主であるイ・スマン代表プロデューサーの株式をめぐって、カカオエンターテイメントとネイバーが競争するという事実が伝えられ、買収候補者は激しい水面下の作戦を繰り広げてきた。特にカカオエンターテイメントは上場(IPO)前の企業価値を最大化するための方案として、SMエンターの買収を積極的に検討していたと伝えられる。

そうそうたる候補を抜いてCJ ENMが新しい所有者として指名された理由は、エンターテイメント事業に対する理解度があげられる。CJグループのイ・ミギョン副会長はイ・スマン代表プロデューサーと直接会い、両社がどのように相乗効果を作り出せるかを深く議論した。イ・スマン代表プロデューサーもイ・ミギョン副会長が韓国の映画産業を体系化し、『寄生虫』を世界のヒット作にするために貢献するなど、エンターテイメント事業の力量は格別だという点を高く買ったという話だ。

実際にCJ ENMは買収候補の中では最も高い経営権プレミアムを提示した。さらにSMエンターテイメントの戦略と運営を続けて務めたいという、イ・スマン代表プロデューサーの意向も受け入れた。 M&A業界の関係者は「他の買収候補はSMエンターテイメントの株式価値の上昇余力を保守的に評価しただけでなく、イ代表プロデューサーが継続経営に関与する状況を懐疑的に見た」とし、「CJ ENMは売却側の意見を積極的に受け入れることで取引きを成功させた」と語った。

国内エンターテイメント市場には一大地殻変動が予想される。現在は防弾少年団を前面に出したハイブ(HYBE)が圧倒的な世界的影響力を誇るなかで、SMとJYPそしてYGが上になったりしたになったりする形だ。いまやSMエンターテイメントがCJ ENMのコンテンツ流通チャネルを活用できるようになっただけに、かなりの競争力を持つようになると思われる。

CJ ENMはtvNやエムネット(Mnet)などのさまざまな放送チャンネルを保有しているだけでなく、有料加入者が150万人に迫るオンラインビデオサービス(OTT)のティービング(TVING)を子会社に置いている。これを超えてCJグループ全体のオン・オフライン流通網を活用する可能性が観測される。
SMエンターテイメントはファン層を強化するさまざまな新事業も進めている。子会社のディアユー(DEARU)はスターとファンが交流できるプラットフォーム「バブル(bubble)」を提供している。ディアユーは来月10日、コスダックに上場する予定だ。
  • 毎日経済 | パク・チャンヨン記者
  • 入力 2021-10-21 19:54:37