現代自、高級車と電気自動車に集中…販売減でも利益は善戦


現代自動車はコロナ19の余波と車両用半導体供給難の中でも、ジェネシス初の電気自動車「G80電動化モデル」などの新車発売効果を大きく得た。現代自動車は第4四半期以降にもジェネシス初の専用電気自動車「GV60」など、自社生産プラットフォーム(E-GMP)ベースの親環境(環境に優しい)車で外部の悪条件を正面突破すると宣言した。

26日に現代自動車が公示した去る第3四半期の連結基準実績によると、現代自動車は売上げ28兆8672億ウォンと営業利益1兆6067億ウォンをそれぞれ記録した。売上げはコロナ19の余波が大きかった昨年の第3四半期(27兆5758億ウォン)よりも4.7%増え、営業利益は昨年第3四半期は3138億ウォンの損失で黒字に転換した。去る第2四半期の営業利益(1兆8860億ウォン)と比べても大きく落ちなかった。

しかし見通しは相変らず霧の中だ。半導体供給難の状況が当初は今年下半期には良くなると期待したが、依然として継続しているためだ。現代自動車側は「半導体供給不足の影響が来年も続く見込みで、完璧な正常化までは予想よりも長い時間がかかると見られる」とした。

実際に車両販売量は後ずさりした。現代自動車は今年第3四半期、世界市場で車両(卸売基準)総89万8906台を販売した。これは昨年の第3四半期の販売量(99万7842台)よりも10万台ほど(9.9%)減った数値だ。現代自動車側は「国内市場ではアイオニック5とGV70、ツーソンなどのSUVモデルの新車がよく売れたが、個別消費税引き下げなどの影響で昨年の第3四半期の販売が大幅に増えたことと比べると、国内だけで今年の第3四半期の販売量は22%以上も減った」と説明した。

海外市場を見ると、昨年はコロナ19で萎縮した中南米や中東などの新興国では今年の車両販売が増えたが、米国や欧州などの主要市場での販売は半導体供給不足による生産支障で依然として弱い。今年の第3四半期における国外の全体販売は昨年の第3四半期よりも6.8%減少した。

それにもかかわらず売上げが増えた点について、現代自動車は「高級ブランドのジェネシスと専用電気自動車、SUV販売が好調を見せたことが、全体的な販売量の減少と為替変動の影響を相殺したため」だと説明した。

売上高対比の販売・管理費の比率は品質関連の費用が減ったことから、昨年の第3四半期よりも7.1%ポイント下がった12.6%を記録した。特に昨年の第3四半期にはシータ2エンジンに対する品質引当金の設定で営業利益は赤字を記録した一方で、今年はこのような項目の費用も減少した。

今年の第4四半期、現代自動車はジェネシスの専用電気自動車GV60に対する本格的な販売を開始し、環境にやさしい自動車の需要拡大を期待している。今年から中国と欧州でジェネシスの販売を開始した点も、肯定的な影響を及ぼすだろうという見通しだ。ソ・ガンヒョン現代自動車企画財経本部長(副社長)は「年初に現代自動車が提示した昨年比での今年の売上成長率予想値を、14~15%から今は17~18%に引き上げている」と語った。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者
  • 入力 2021-10-26 19:27:48