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SKC、シリコン負極材市場に進出…英Nexeonに投資


SKC(代表イ・ワンジェ)はシリコン負極材事業に本格的に進出する。シリコン負極材は電気自動車の走行距離と充電速度を向上させる素材としてあげられる。最近、世界的なバッテリー素材企業が先を争うように開発に飛び込む理由だ。 SKCは銅箔に続いてシリコン負極材にまで進出し、バッテリー素材企業としての競争力が高まる見通しだ。

SKCは1日、プライベートエクイティ運用会社SJLパートナーズおよびBNWインベストメントとコンソーシアムを構成し、英シリコン負極材技術企業のNexeon(ネクシオン)社に8000万ドル(約940億ウォン、持分率26.3%)を投資すると明らかにした。これを通じてコンソーシアムが確保するネクシオン株は26.3%だ。 SKC・BNWコンソーシアムが51%を投資し、49%はSJLパートナーズが投資家を募集してコンソーシアムに参与する。 SKCの純投資額は3300万ドル規模だ。

SKCは最近開催された理事会で、ネクシオンとの合弁法人投資案件が否決されたことがある。 当時、SKCは理事会が提起した問題点を補完して、けっきょくネクシオンと手を取ってシリコン負極材市場に進出することになった。 SKCは今回のコンソーシアムの主事業者で、今回の投資を通じてネクシオン株はもちろん、シリコン・炭素複合体負極材の技術事業権を確保する。

市場調査機関によると、シリコン負極材市場の規模は昨年4億ドルから2025年29億ドル、2030年146億ドル規模に成長すると予想される。

2006年に設立されたネクシオンは、価格競争力と性能の両方に優れたシリコン負極材を、早い期間に量産できる技術力を備えた。特にシリコン負極材に関する重要な特許を最も多く保有している。

一方、この日に第3四半期の実績発表をしたSKCは、売上8868億ウォンと営業利益1458億ウォンを達成した。第2四半期に続き、第3四半期にも史上最大の四半期の営業利益を記録した。前年同期比での売上高は32.8%、営業利益は139.1%増加した。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者
  • 入力 2021-11-01 20:42:16




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