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[単独] サムスン電子、米で「6G技術」に挑戦

米FCC、実験を承認 

サムスン電子は夢の通信技術である「6G(6世代)」移動通信部門で超格差に挑戦する。 6G周波数テストのための装置を開発し、李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長の米国訪問日程に合わせて現地で実験を準備している。

15日の米国連邦通信委員会(FCC)と産業界によると、サムスン電子の米国研究法人であるサムスンリサーチアメリカ(SRA)は去る11日、FCCに6G実験のための電波使用承認許可を申請した。 FCCはこれを直ちに承認し、翌日に許可事実をSRA側に通知した。

毎日経済が確保した該当申請書によると、サムスン電子が許可を申請した地域は米テキサス州のサムスン電子アメリカ実験室敷地だ。サムスン電子側はこの一帯の半径500メートルで133~148GHz帯の電波を使用すると明らかにした。

この地域はサムスン電子の半導体工場がある米国オースティン市から北に350キロほど離れている。このことから、李副会長が米国滞在期間中に技術デモを直接確認する可能性もあると予想される。

今回の実験は6G技術を活用し、スマートフォンで基地局との中・長距離通信が可能かどうかを実験することが目標だとサムスン電子側は明らかにした。特定のユーザーに電力を集中してビームを形成させる核心通信技術であるデジタルビームフォーミングなど、3つの分野の技術革新が可能かどうかを実験するものだと説明した。

サムスン電子は昨年7月に6G通信の開発を宣言する「6Gホワイトペーパー」を発表し、本格的な次世代通信技術の開発に飛び込んだ。サムスン電子が予想する6Gサービスの商用化時期は2030年頃だ。中ファーウェイ(華為技術有限公司/Huawei)などの世界的な競争企業も、2030年を6G通信が可能な時期とにらんでいる。実現すると1Tbps(テラビット秒)にでまる通信速度を出すことができると期待している。これは125GBの大容量データをたった1秒で転送できる速度だ。

サムスン電子を筆頭に世界の電子・ネットワーク企業は、6G市場を先取りするために大規模な投資に乗り出している。 6Gが導入されると通信遅延時間が大幅に短縮され、超高画質の3D映像を利用した脳手術など精巧な手術も可能になる。専門家らは6G時代が開幕すれば、本格的な完全自律走行車時代も可能になると見ている。

このような未来市場を先取りするために、世界の企業の動きも忙しくなっている。ファーウェイ社は昨夏、6G専用の通信衛星を2機発射して一歩を進めた。アップルも今年初め公式に6G専門家の求人計画を発表し、相対的に遅れたネットワーク分野で挽回をねらっている。
  • 毎日経済 | オ・チャンジョン記者
  • 入力 2021-11-15 17:55:39




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