SK、米の遺伝子・細胞治療剤受託生産企業CBM社を買収


SKグループの投資型持株会社SK(株)は、米国の遺伝子・細胞治療剤(GTC)企業の買収に乗り出す。

16日、SK(株)は米国の遺伝子・細胞治療剤専門委託生産(CMO)企業のCBM(The Center for Breakthrough Medicines)買収のために独占交渉を進めていると明らかにした。投資金額は公開されていないが、市場では数千億ウォン規模に達すると見ている。

CBMとは年内に契約締結を終えるという計画だ。去る3月、フランスの遺伝子・細胞治療剤CMOメーカーYposkesi(イポスケシ)を買収してから8ヶ月ぶりの大型投資だ。

SK(株)は先立って2017年にBMSアイランド・スウォーズ工場を、2018年に米AMPAC(アムパック)、今年は仏イポスケシの買収などを相次いで成就させた。同社は合成医薬品や遺伝子・細胞治療剤などバイオイノベーション新薬を基盤に、売上げ2兆ウォン規模の世界トップ5のCMOに飛躍するという構想だ。

特に今回の投資を通じては世界最大の医薬品市場である米国とヨーロッパで、SKが遺伝子・細胞治療剤専門のCMOとして立地を固めることが期待されている。

遺伝子・細胞治療剤は難病として知られるがんや遺伝病などに対する、個人特化型の治療剤だ。治療効果が良いことから、高い成長傾向を見せている。米国やヨーロッパなどで、現在臨床開発中のバイオ医薬品の約50%を占める。デロイト(Deloitte)などによると、遺伝子・細胞治療剤は2025年までに年間平均25%の高成長を続け、現在は最大のバイオ医薬品市場にあげられる抗体治療剤を凌駕するだろうと予想される。

CBMは米国で遺伝子・細胞治療剤に特化したバイオクラスターである「Cellicon Valley(セリコンバレー)」内の、核心地域であるグレーターフィラデルフィアに位置している。セリコンバレーは100以上の大学と病院、1700社以上の製薬会社、7万人あまりの専門家が集結しており、遺伝子・細胞治療剤のCMO事業のための最適な立地を整えたという評価を受ける。

この日、SKは米Pfizer(ファイザー)と独Merck(メルク)のようなコロナ治療剤の生産企業とコラボレーションしているのかという質問に、「秘密維持協約があってお答えすることは難しい」としながらも、「基本的にメジャー企業とだけ協業している」と答えた。イ・ドンフンSK(株)バイオ投資センター長は「SKが保有する合成・生産技術をみると、(製薬企業が)わが社と話せずにはおれない」とした。
  • 毎日経済 | ユ・ジュヨン記者/イ・チュッポク記者
  • 入力 2021-11-16 17:30:26