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ヒョソン、3フッ化窒素の生産に積極投資

世界市場でツートップめざす 

  • ヒョソン、3フッ化窒素の生産に積極投資

ヒョソン(HYOSUNG)グループの来年の3フッ化窒素(NF3)の生産能力は1万トンに迫り、世界2位の事業者に上がる見通しだ。 NF3は半導体やディスプレイなどの製造工程で発生する異物を洗浄する特殊ガスだ。最近は半導体とディスプレイの需要が世界的に着実に増加するなかで、NF3需要も急増している状況だ。

24日の業界によると、ヒョソンTNCは中国・衢州工場のNF3増設作業を来年の初めまでに完了し、第1四半期には本格的に量産突入する。衢州工場のNF3生産量は現在1500トンだが、増設を通じて年間3000トン規模の生産能力を備えることになる。

ヒョソン化学もNF3の増設作業が真っ最中だ。ヒョソン化学は最近、忠清北道玉山(オクサン)工場のNF3増設のために総1200億ウォンを投資すると明らかにした。今回の増設によって玉山工場のNF3生産能力は、現在の4800トンから来年の第3四半期に総6800トンに増加する。ヒョソンTNCとヒョソン化学の増設が完了すると、ヒョソングループは年間で総9800トンに達するNF3の量産体制を整えることになる。

現在、NF3の生産能力は韓SKマテリアルズが1万3500トンで世界1位であり、中ペリック(PERIC)社が9000トンで2位を占めている。来年の第3四半期にはヒョソンがペリックをおさえて、SKマテリアルズとヒョソンが世界市場でツートップ体制を形成することになる。

NF3は今年のヒョソンの「孝行」製品として浮上して注目を集めた。ヒョソン化学の場合、今年の第2四半期の営業利益は713億ウォンで前年同期比で1898%急増したが、NF3が実績牽引の一等功臣にあげられた。コロナ19の長期化でデジタル転換が加速しつつ、世界的に半導体とディスプレイの需要が急増したおかげだ。ヒョソンは2000年代後半からNF3事業を拡大するなかで、チョ・ヒョンジュン会長が積極的な先制投資に乗り出した。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者
  • 入力 2021-11-24 17:46:44




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