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[単独] ジェネシス「G90」のテストに社員を投入したワケは?


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去る17日の契約開始初日に1万2千代を契約したことで話題を集めた現代自動車ジェネシスの新型セダン「G90」(写真)に絡んだ秘話のひとつが明らかになった。張在勲(チャン・ジェフン)現代自動車・ジェネシス代表取締役社長をはじめとする、現代自動車の社長団と役員27人が事前試乗に参加したのだ。一般職員まで含めれば、最終的に試乗者に選定された人は全部で166人だった。

27日の業界によると、現代自動車はG90を発売する前に品質検査のための試乗に参加する役職員を募集し、1万24人が申請したことが分かった。このうち166人が最終選抜されて先月12日から試乗に参加し、これら参加者は来年の1月14日まで試乗を続ける予定だ。約10週間にわたる新車テストだ。最終試乗者は166人だが、1万人以上が申請したのは最近のジェネシス専用電気自動車「GV60」に続き、今回が2番目だ。

これは最近アルバート・ビアマン前現代自動車研究開発本部長(現顧問)が、退任の辞を通じて役職員に伝えた内容とも一脈相通る。ビアマン顧問は「車両開発の重要な成功の公式の一つは、運転席に座って車を直接感じるものだ」と強調した。

事前試乗テストに参加した職員の中には、モータースポーツ大会で優勝した履歴のある専門ドライバーも含まれていることが分かった。車両ナビゲーションなどインフォテインメント分野のスタッフも試乗者として多数参加した。

彼らは先月の中旬から毎週、平日の3日と週末の1日を含めて4日間、出退勤など移動する際にG90の新車を使用した。研究所内をはじめ、今後の顧客が運転する条件と同じ一般道路での車両走行性能の評価にも注力した。チェックリストも99項目も作成した。

性能と組み立て状態、材質の仕上げをはじめ、運転台、座席、エアコン、ランプ、タイヤ、騒音・振動などを慎重にチェックし、問題点を把握した。品質チェック結果を記録し、これを写真や動画で撮って説明を付け加えた形で報告を提出した。ジェネシスの関係者は「顧客の観点から詳細にチェックした品質内容を、関連する部署のあいだでリアルタイムで共有し、迅速な調査と改善を通じて新型G90の量産前に主要参考資料として活用した」と語った。

今回のフルモデルチェンジで第4世代として出荷される新型G90の一般モデルの価格は8957万ウォンだが、全長がさらに長くて室内空間の広い「ロングホイールベース」モデルの価格は最低で1億6557万ウォンに達する。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者
  • 入力 2021-12-28 09:56:26




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