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ポスコインター、電気自動車部品まで領土を拡張


ポスコグループに所属する総合商社のポスコインターナショナルは、東ヨーロッパに電気自動車の核心部品である「駆動モーターコア」の工場設立を推進する。モーターコアはモーターの構成部品で電気を発生させる役割を果たす。電気自動車などの親環境自動車(エコカー)にとって、モーターの効率は最も重要な要素のうちの1つだ。

30日の財界によると、ポスコインターナショナルと100%子会社でモータコアの生産企業であるポスコSPSは、欧州生産法人を設立する国としてポーランドとハンガリーを有力に検討中だ。欧州法人の設立は来年の上半期中に確定する予定であり、2024年の稼働を目指している。生産法人の設立はポスコインターナショナルとポスコSPSが共同で持分投資を行ったり、あるいはジョイントベンチャー(JV)を作る案などが有力に検討されている。

モーターコア事業はポスコSPSが製品を作り、ポスコインターナショナルがグローバルネットワークを活用してセールスとマーケティングを展開しつつシナジーを出す方式で行われる。特にポスコSPSは電気損失を最小化し、モータ効率を最大化する技術面で競争力を備えていると評価される。

自動車部品業界の関係者は、「ドイツのフォルクスワーゲンやスウェーデンのボルボなど、ヨーロッパの自動車企業は米国や日本の完成車メーカーよりもはるかにすばやく電気自動車のラインナップを強化している」とし、「ポスコインターナショナルも早い時期に物流競争力など、総合的に考慮してヨーロッパの生産拠点を決めるだろう」と語った。

ポーランドやハンガリーにヨーロッパ工場が設立されると、ポスコインターナショナルはアジア・北米・ヨーロッパにそれぞれ駆動モーターコアの生産基地を保有することになる。ポスコインターナショナルは2005年に中国と2009年にはインドに工場を建て、最近はメキシコ生産法人の設立を確定した。中国法人の場合、冷蔵庫・洗濯機などの家電用モーターコアの生産を行ってきたが、2019年からはエコカー駆動用モーターコアの生産を開始した。インド法人は現在まで産業・変圧器用モータコアを主に製造しているが、エコカー用の生産に転換する可能性が高い。

また、2030年までに1620億ウォンを投資する計画であるメキシコ工場は来年の6月に着工に入り、2023年の下半期から稼動に入る。初期生産規模は年30万台であり、2030年までに150万台に大幅に拡大するという方針だ。

欧州工場の設立は、エコカーの部品会社として生まれ変わるポスコインターナショナルの計画の最後の1ピースだ。ポスコインターナショナルは電気・水素車中心の自動車市場のパラダイム変化に対応するため、駆動モータコアの生産と販売を戦略事業に定めた状態だ。 2025年までに国内で200万台、海外で200万台(中国90万・北米65万・ヨーロッパ45万)など総400万台の生産体制を構築し、世界市場でシェア20%を達成するという目標も明らかにした。年間売上目標額は7500億ウォンだ。

今年、国内では天安と浦項に229億ウォンを投資して設備を増設し、中国生産法人ポスココアア(POSCO-CORE)の有償増資にも参加した。ポスココアの場合、中国内のエコカー人気に乗って90万台の目標量のうちの54万台ぶんの受注を完了したほど成長が早い。

グループの次元でもポスコインターナショナルとポスコSPSの駆動モータコア事業に対する支援が積極的に行われている。先月、ポスコは来年から約1兆ウォンを投資し、年産30万トン規模の駆動モータ用無方向性電気鋼板(電力損失を改善した製品)の生産工場を新設することにした。今でもポスコは年10万トンの生産能力を保有しているが、2025年までに40万トンに4倍も増やすことにしたわけだ。


  • 毎日経済 | イ・ユソプ記者
  • 入力 2021-12-30 17:40:46