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[単独] 現代総合設計、現代自動車グループ系列から除外か


  • [単独] 現代総合設計、現代自動車グループ系列から除外か

現代自動車グループは建築設計分野の系列会社を売却または清算し、今年中に系列から分離する予定だ。昨年末の人事で若い技術職役員を大挙重用した現代自動車グループは、社内の内燃機関エンジン開発センターを「電動化性能開発センター」内に編入させるなどの組織改編に乗り出している。売上げ規模は小さいが従業員は400人に近い系列社を、グループから取り出す作業まで行うことにしたわけだ。

4日の業界によると現代自動車グループの系列会社であり、現代建設の子会社である現代総合設計建築事務所(以下、現代総合設計)は、今年中に売却または清算される見通しだ。現代建設が持分80%ほどを所有している現代総合設計は、2001年に現代建設から分社して2011年に現代自動車グループ系列社に編入された。

現代自動車グループはいったん現代総合設計の売却を推進する予定だが、買収者がいなければ清算までを考慮している。現代総合設計は2001年に現代建設から分社した直後、SKハイニックスの工場設計などの特殊産業施設の設計分野で頭角を示した。 2011年に現代自動車グループ系列会社に編入された後も、現代自動車とキア自動車の専用電気自動車充電所である「イーピット(E-pit)」の設計などを担当してきた。しかしグループ系列社に属した後からは大企業間のセキュリティ問題で神経戦が行われ、SKハイニックスからの仕事を取れなかったという。

昨年初めに現代自動車グループは3ヶ月間、現代総合設計に対する集中監査を行い、経営状況を把握した。問題はそれ以後にとくに改善策を出さなかったということにある。監査後6ヶ月間は現代総合設計の役員陣に何らの変化もなく、同社の代表取締役(専務級)もほとんどが現代建設から降りてきた人士だった。

現在、現代総合設計の役職員は385人だ。この会社が売却あるいは他の会社に買収されれば、雇用は一部承継されることがあるが、清算方式を選ぶことになれば、職員のほとんどが失職状態に置かれる。この場合は現代総合設計の少数の職員だけが、現代建設や現代エンジニアリングに異動する見通しだ。現代自動車グループが現代総合設計をグループから除外すれば、建築設計は外部に移管する方法でコストを減らしていくものと見られる。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者
  • 入力 2022-01-04 19:49:20




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