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サムスン退職した特許担当役員、「実家」相手に訴訟

音声認識の特許関連で 

サムスン電子は前任特許担当の役員から、スマートフォンの音声認識技術と関連して訴訟を起こされた。 9日の業界によると、シナジーIPは昨年11月、米テキサス東部地方裁判所にサムスン電子とサムスン電子アメリカが特許10件を故意に侵害したとし、損害賠償の訴状を提出した。シナジーIPはアン・スンホ前サムスン電子IPセンター長(副社長)が2020年6月に設立した特許法人だ。

今回の訴訟の共同原告には議論となった特許の所有権を持つ米国デラウェア所在のステートンLLCも名前を上げた。シナジーIPは訴訟に関する権限をステートン側から委任された。

アン前副社長は2010年から10年あまり、サムスン電子が米アップルや中ファーウェイなどを相手に行った大胆な訴訟戦を総括した特許専門家にあげられる。サムスン電子の知的財産権(IP)戦略と現況を深く知っている役員が、退任後に「実」を相手に訴訟を提起し、サムスン側は内部的に衝撃を受けたと伝えられた。

侵害を主張する特許は「オルウェイズオン・ヘッドウェアレコーディングシステム」などで、主にワイヤレスイヤホンと音声認識に関連する技術だ。サムスン電子「ギャラクシーS20」シリーズなどにこの技術が搭載されたという。

特許業界によると、原告側企業とは別途にライセンス契約を結んだ企業はないという。今後の裁判では原告側が主張する、特許の有効性がいかになるかなどが核心争点になると見込まれる。
  • 毎日経済 | オ・チャンジョン記者
  • 入力 2022-01-09 17:56:23




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