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LG化学、世界最大の陽極材工場を建設…起工式行う


  • LG化学、世界最大の陽極材工場を建設…起工式行う

  • 11日午前、慶尚北道亀尾市コンベンションセンターで開かれた亀尾型雇用工場の着工式で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領(中央)、李轍雨(イ・チョルウ)慶北道知事(左)、辛学喆(シン・ハクチョル)LG化学代表など、参加者が両極材模型をテーブルに挿入するセレモニーを進めている。 [イ・チョンウ記者]


LG化学は慶尚北道の亀尾(くみ)に、二次電池の核心素材である陽極材工場を世界最大規模で建設する。政府の6番目の相生型地域雇用である、いわゆる「亀尾型雇用」事業でもある。電気自動車用バッテリーの核心素材である陽極材需要を安定して確保し、雇用創出を通じて地域経済活性化にも積極的に参加するという計画だ。

11日、LG化学は慶尚北道亀尾の亀尾コンベンションセンターで、亀尾型雇用の二次電池陽極材工場の着工式を開催した。陽極材は二次電池の製造原材料コストで40%以上を占める核心的素材だ。この日の行事には文在寅(ムン・ジェイン)大統領と辛学喆(シン・ハクチョル)LG化学副会長(代表)をはじめ、洪楠基(ホン・ナムギ)経済副総理兼企画財政部長官、安庚徳(アン・ギョンドク)雇用労働部長官、権七勝(クォン・チルスン)中小ベンチャー企業部長官などが参席した。

シン・ハクチョルLG化学副会長は「亀尾工場に世界最高水準の技術と設備を投資し、亀尾工場が急成長するグローバルな電気自動車用バッテリー素材の需要に対応できる、最高の工場として定着できるように努める」と述べた。

今回着工した陽極材工場は亀尾国家産業団地第5団地内に、サッカー場9つ規模にあたる6万平方メートルあまりの敷地に建てられ、完工時は年産6万トン規模だ。これは年間で高性能純粋電気自動車約50万台分のバッテリーを製造するのに使うことができる分量だ。

LG化学は子会社のLG BCMを通じて、昨年10月から2024年9月まで4754億ウォンを投入する。竣工予定時期は2025年だ。

特にこの工場はLG化学が育成する、次世代電気自動車バッテリー用NCMA(ニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム)陽極材の専用ラインとして建てられる。 NCMA陽極材はニッケル・コバルト・マンガンを使用する既存の三元系バッテリーにさらにアルミを組み合わせ、出力と安定性を高めたことが特徴だ。

亀尾工場が完工すれば、LG化学の国内の陽極材生産能力は2倍以上に増えることになる。

現在、国内では清州と益山工場で計4万トンほどの陽極材を作っている。中国浙江省のウシ(無錫)工場でも陽極材を年4万トン生産中だ。亀尾工場が建設されれば、中国1位のコバルト精錬業者であるファユコバルト(Huayou Cobalt)が原材料の供給に持続的に参与することが分かった。世界中の鉱物価格の引き上げと供給網危機に対応するための相互協力だ。

この日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は着工式に出席し、「亀尾産団と大韓民国のバッテリー産業が新たに跳躍する画期的な転機が整えられるだろう」とし、「慶北地域はバッテリー産業生態系の中心として成長し、大韓民国は世界のバッテリー供給網を主導することになるだろう」と述べた。続いて「亀尾型雇用をバッテリー産業の生態系全般を強化するきっかけにする」と強調した。また「労・使・民・政が少しずつ譲歩して力を集めれば、あえて海外に出ることなく国内投資を通じていくらでも新産業の競争力を育てることができることを示した」と評価した。

亀尾型雇用は労・使・民・政が賃金と雇用などで一歩ずつ譲歩して地域雇用を創出する相生型雇用事業で、光州・密陽・横城・群山・釜山に続いて今回が6番目だ。政府は今回の陽極材工場が地域経済活性化と二次電池産業生態系の造成に重要な役割を果たすと見ている。産業通商資源部によると、亀尾型雇用による雇用誘発効果は8200人あまりに達する。
  • LG化学、世界最大の陽極材工場を建設…起工式行う
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  • 毎日経済 | イ・チュッポク記者/イム・ソンヒョン記者/ソン・グァンソプ記者
  • 入力 2022-01-11 20:01:03




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