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コスピ、この13ヶ月で最低に…2800線も崩壊か


  • コスピ、この13ヶ月で最低に…2800線も崩壊か

  • コスピは21日、ニューヨーク株式市場の下落と来週の米国連邦公開市場委員会(FOMC)の警戒心に0.99%下落した2834.29に締め切った。この日午後、ソウル市中区のハナ銀行ディーリングルームで一人のスタッフが電光掲示板に表示された指数を確認している。[キム・ホヨン記者]



◆ 揺れる韓国証券市場 ◆

米国の早期緊縮懸念によるニューヨーク株式市場の下落と25~26日(現地時間)に予定された米国連邦公開市場委員会(FOMC)に対する警戒感、第4四半期の国内企業の業績悪化の懸念など、証券市場を取り巻く不確実性でコスピは2840線の下に落ち込んだ。場中で一時2820線が崩壊し、2800線まで危うくした。証券業界ではコスピが2800線を割れば2600まで下落するかもしれないという悲観的な展望も出ている。

21日、コスピは前日よりも0.99%下落した2834.29で締め切った。終値を基準にすると2020年12月29日(2820.51)以後の1年1ヶ月ぶりでの最低水準だ。この日は110兆ウォン規模のLGエネルギーソリューション請約証拠金の払い戻しが行われ、個人の需給が改善されるだろうという期待があったが、指数を防御するには力不足だった。個人投資家が8970億ウォンぶんを買い越したが、機関と外国人がそれぞれ2231億ウォンと6438億ウォンを売り越して指数を引き下げた。

業種別では建設業(-2.37%)と電気・電子(-1.87%)が最も大きな幅で下落した。時価総額上位銘柄の大半が下落傾向を見せたなかで、サムスン電子(-1.18%)とSKハイニックス(-4.8%)などの大手半導体株を中心に不振な姿を見せた。コスダックは外国人と機関の売り傾向で1.65%下落し、942.85で締め切った。

昨夜のニューヨーク証券市場の急落の余波で、日本の日経225指数が0.9%下落して締め切るなど、アジアの証券市場も弱気を示した。ハナ金融投資のイ・ジェソン研究員は「最近、ウクライナの戦争危機が高まってエネルギー価格が上昇するなど、インフレ圧力が深まり、連準が市場の予想よりも緊縮の速度を上げるかもしれないという懸念が高まった」とし、「3月のFOMC会議で基準金利を50bpまで上げなければならないという意見も出ている」と語った。

緊縮に対する懸念に加え、米国がロシアに対する輸出を規制した余波で、国内証券市場では半導体株が急落して指数を引き下げた。未来アセット証券のパク・クァンナム研究員は「米国がロシアに対する輸出を規制しつつ、半導体と家電の対ロシア輸出の道を塞いで韓国にも悪影響を与えた」と語った。

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証券市場の不確実性は当分のあいだ続くようだ。来週からサムスン電子とLG電子などの主要企業の実績発表が予定されているなかで、期待と懸念が交錯している。金融情報提供会社のエフアンドガイドによると、ここ1カ月間の機械・建設業・化学業種の純利益推定値はそれぞれ6.76%、5.78%、4.46%に下方修正された。サムスン電子などの電気・電子業種の昨年第4四半期の連結純利益コンセンサス(推定値)は16兆3313億ウォンで、前年比で68%増加すると予想されるが、株価支えの役割を果たせるかは未知数だ。去る20日(現地時間)、サムスン電子とSKハイニックスの株価の先行指標の役割を果たす米国のメモリ半導体企業マイクロンの株価が5%以上も急落し、フィラデルフィア半導体指数も下落して外国人の売りが出回っている状況だ。

大信証券のイ・ギョンミン研究員は「LGエネルギーソリューションの払い戻し金の流入で個人投資家の買いがあったが、国内証券市場は対外変数により敏感に反応した」とし、「LGエネルギーソリューションの上場後に株価が上昇すると物量の確保競争が激しくなり、他の大型株では大規模の売りが出回ることがありうる」と明らかにした。 LGエネルギーソリューションの上場後、サムスン電子とSKハイニックスなど市場の上位銘柄を対象に、現金確保目的の物量があふれれば指数の変動性を高めることがあるという分析だ。

証券業界では落ち幅の拡大にともない一時的に反騰する余地は残されたままで、しかし指数が2800線以下に抑え込まれる可能性にも言及している。

サムスン証券投資情報チームのチョン・ミョンジ チーム長は「ナスダックとコスピがともに前の底点を破って下落しており、今後はニューヨーク証券市場の流れが非常に重要になった」とし、「米国市場が耐えられず、コスピも支持線である2800を突き抜けて下がれば2600まで落ちる可能性もある」と明らかにした。続いて「コスピが2800から3300まで上昇する過程で取引き量は非常に多かったが、その時に取引きした投資家がすべて損失状態に入ることもありうるため、2800線を維持するかどうかが非常に重要だ」と付け加えた。イ・ギョンミン研究員は「コスピの機術的反騰は2800線前後から起こりうるが、趨勢の反転は期待しにくい」と語った。
  • 毎日経済 | キム・キムイ記者/カン・ミヌ記者
  • 入力 2022-01-22 10:53:41




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