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現代自、日本市場に再進出…水素車・電気車を前面に


現代自動車は今年、電気自動車「IONIQ 5(アイオニック5)」と水素車「NEXO(ネッソ)」を前面に出して日本市場に再び進出する。 2009年に日本での乗用車事業を撤収してから13年ぶりだ。

25日の自動車業界によると、現代自動車は日本で乗用車の販売を再開するために最後の準備作業をしている。現代自動車は最近、日本法人名を「現代自動車ジャパン株式会社」から「Hyundai Mobility Japan (現代モビリティジャパン)株式会社」に変えた。今後は乗用車だけでなく、多様なモビリティ分野で日本市場を攻略するために法人名を変えたという。

現代自動車はすでにネッソとアイオニック5の日本語版ホームページを作り、各種社会関係ネットワークサービス(SNS)でのマーケティングも進めている。特にネッソのマーケティングが活発だ。現代自動車は最近、日本の車両共有サービスである「エニカ(Anyca)」と手を組んで、ネッソを利用すれば多様な商品を贈呈するイベントも進行した。親環境車両に補助金を支給する日本の「次世代自動車振興センター」にも、ネッソは補助金の支給対象として登録されている。

日本は「輸入車の墓」と呼ばれるほど、輸入車の販売量が低調だった国だ。しかし最近に入って一桁だった輸入車販売量が10%台に上がり、市場の雰囲気はしだいに変わっていると伝えられた。

そのうえ日本で電気自動車・水素車市場が拡大しているだけに、現代自動車は市場競争力があると判断したものと見られる。過去にはトヨタなど日本車の技術力に押された現代自動車だが、電気自動車・水素車分野ではトヨタの技術力を先取りしているという評価も出ている。これまでハイブリッド車に集中してきたトヨタとホンダには、まだ電気自動車専用のモデルがない。一方、現代自動車のアイオニック5は電気自動車専用プラットフォーム「E-GMP」で製造し、1回充電で最大429キロメートルの走行が可能だ。ネッソも最初に水素車を作ったトヨタをこえて、世界の水素車の中で販売量1位を占めている。

自動車研究院のイ・ハング研究委員は「いまのところ現代自動車が電動化では先に進んでいるが、最近になってトヨタやニッサンなどの日本車もすばやく電動化を準備中」だとし、「現代自動車が期待したほど販売量が出るか、見守らなければならない」と語った。
  • 毎日経済 | イ・セハ記者
  • 入力 2022-01-25 19:26:22




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