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数字経済 > 企業 > サムスン電子、700人以上が務めるダラス海外法人をニュージャージーに移転・合併
サムスン電子の米国内スマートフォン事業を統括していたサムスン電子北米通信法人の「サムスンテレコミュニケーションズ(STA)」はニュージャージーに統合・移転する。
8日、サムスン電子の関係者によると、スマートフォンなどの情報通信製品の米国内販売・マーケティングを統括していた無線事業部所属のSTAは、テレビなどの家電製品の販売・マーケティングなどを担当する米国統括団体「サムスンエレクトロニクスアメリカ(SEA)」に移転する。STAは去る1996年、サムスン電子が米国市場に携帯電話エニコールをリリースするためにテキサス州ダラスに設立した会社で、現地で700人以上の従業員を雇用している。ニュージャージー州に位置したSEAは、主にテレビセットなどの家電製品の販売を担当しているが、サムスン電子が米国に持っている総26の生産・販売会社の統括ヘッドクォーターの役割も果たしている。
昨年、STA法人長に任命された 李宗錫(イ ヂョンソク) 副社長は北米総括を兼任しており、イ副社長はニュージャージー州で働いている。これにより、ダラスのSTAからマーケティングなど、一部の人材はニュージャージー州へすでに席を移した。ダラスの現地サムスン関係者によると、一部の研究人材はカリフォルニア州サンノゼへの異動を検討中だと明らかにした。STAのニュージャージー移転は、サムスン電子海外組織の構造調整の信号弾と解釈される。米国内では長距離の勤務地移転は容易でないため、ダラスの現地採用人材は離脱が避けられない。すでに相当数の人材は退社した状態だ。