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SK「AI・親環境にグループの未来が」…大転換を宣言


  • SK「AI・親環境にグループの未来が」…大転換を宣言

SKグループは「クリーン(環境にやさしい)」に続き、「AI(人工知能)」で大転換(Great Transformation)に乗り出している。精油・通信が根幹だったSKグループが「脱精油」に続き、いまや「脱通信」で本業での革新を成し遂げようとする動きが始まったためだ。

24日の業界によると、SKテレコムの「アポロタスクフォース(TF)」がSKグループ全体のAI革新のために速度戦を展開する。 SKの高位関係者はこの日、「SKテレコムは脱通信という大転換を図る上でAIが核心」だとし、「アポロTFはグループ全体のAI戦略を遂行する」と明らかにした。業界では崔泰源(チェ・テウォン)会長(写真)が事実上はアポロTFチーム長を務め、SKテレコムを世界的なAIカンパニーに育てるという意志を持っていると解釈した。アポロTFは昨年の上半期に発足した、SKテレコムのAI戦略タスクフォースだ。

財界ではチェ会長が先立ってSKイノベーションでも未登記・無報酬会長を務め、「クリーン大転換」に成功した点に注目した。チェ会長は2016年からSKイノベーションにも籍を置き、SKイノベーションの中核事業が精油から電気自動車バッテリーに変身するところに助力者の役割を果たした。ある財界関係者は「わずか数年前はSKで脱精油という言葉は禁忌だったが、いまはバッテリーがSKイノベーションを代表する核心事業になった」と語る。

SKイノベーションはバッテリーを核心事業に育てた後、SKオン(SK On)として分割し、SKオンは今や「グローバルトップ5」に入るバッテリー企業としての位相が高まった。 SKオンのフリーIPO(企業公開事前作業)には世界的なプライベートエクイティファンド(PEF)であるブラックロックや、サウジアラビアの国富ファンドなどの参加も続いている。 SKの関係者は「最近は海外の国賓をはじめ、大使館などからバッテリー事業について説明してほしいという要請が急増している」と説明した。

SKイノベーションの各子会社もグリーン事業に急速に転換している。 SKジオセントリック(SK geo centric)、SKエネルギー、SKアースオン(SK earthon)などが親環境プラスチックやエネルギースーパーステーション、CCS(炭素捕集)などの新事業領域を開拓した。

SKイノベーションのほかにSK E&S、SKC、SKエコプラント(SK ecoplant/旧SK建設)などもグリーン大転換に成功した。これらは都市ガスから水素に、フィルム事業から銅箔に、建設事業を廃棄物リサイクルにそれぞれ変更して業務の革新を成し遂げている。チェ会長の場合はSKグループ全体をリードしているが、主要関係社別に登記の可否と報酬受領などはそれぞれ異なる。 SK(株)には登記・有報酬、SKハイニックスには未登記・無報酬、SKイノベーションとSKテレコムには未登記・無報役役員として在職中だ。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者
  • 入力 2022-02-24 19:12:44




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