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現代自動車、ハイブリッドの新車種でトヨタ・ホンダの円安攻勢に対応

来月、新型ソナタHEV発売 

  • 現代自動車、ハイブリッドの新車種でトヨタ・ホンダの円安攻勢に対応
  • < 現代・起亜自動車ハイブリッド車種別 累積販売台数 >

現代・起亜自動車がハイブリッドカー(HEV)の新車を前面に出し、日本車の円安攻勢に積極的対応に乗り出す。

政府は来年から、中・小型ハイブリッドカーを購入した消費者に補助金100万ウォンを支給する予定のなか、HEV市場をリードしているトヨタ・ホンダなどの日本車メーカーと、現代・起亜自の間で熾烈な市場競争が繰り広げられる見通しだ。

9日、現代・起亜自は来月に新型「LFソナタ」ハイブリッドモデルを発売し、来年にはハイブリッド専用準中型車の「グレンジャー・ハイブリッド」の生産拡大など、HEVモデルの生産・投資を拡大する方針だと明らかにした。新型ソナタHEVは、同じ時期に2000万ウォン台の価格で国内発売される予定のトヨタ「カムリ」の新型と、中型車市場をめぐって熾烈な競争を繰り広げるものと見られる。

昨年、ハイブリッドカーを7万台ほど生産した現代・起亜車は、2018年から年間生産規模を20万~30万台に拡大する案も内部で検討されていると伝えられた。現代・起亜自は2009年、「アバンテ」と「フォルテ」HEVモデルを初めて量産した後、10月初め現在、国内外の市場でのHEV累積販売台数が初めて20万台を突破したと同日、明らかにした。

ハイブリッドカーの新車モデルが増加している中で、政府の補助金までが追加される場合は、ドイツ車がリードしているディーゼルモデルに続き、HEVも国内市場での底辺が急速に拡大するだろうという展望も出ている。業界関係者は、「政府が補助金100万ウォンを支給した場合、一部のハイブリッド車のモデルはガソリンモデルよりも価格がさらに下がる逆転現象も起きるだろう」と予想した。政府は来年から中・小型ハイブリッドカーを購入する消費者を対象に、既存の税制減免(最大310万ウォン)を延長し、さらに1台あたり100万ウォンの補助金を支給することにした。対象はソナタとK5、プリウスなど8車種で、2015年1月1日に購入する車両から適用される。

新車研究開発(R&D)に力を注いできた現代・起亜自は、来年からプラグインハイブリッド(PHEV=充電式ハイブリッド)の量産にも初挑戦する。

現代自は来年にソナタPHEVを、起亜自は2016年にK5PHEVモデルをそれぞれ発売する予定だ。PHEVは既存のハイブリッド車のようにエンジンと電気モーターを使用するが、外部にプラグを挿して充電できるという点で、さらに一歩進化したハイブリッドモデルだ。

梁雄哲(ヤン・ウンチョル)現代自動車グループ会長は最近、「充電式ハイブリッドのソナタとK5は、100%国産部品を使用して価格競争力も備えるだろう」と明らかにした。現代・起亜自のこのようなHEV強化戦略は、円安を前面に出した日本車の世界市場攻勢に対応するという点で、特に注目を集めている。

日本のトヨタは1997年に世界初のハイブリッドカー1世代「プリウス」を発売して以来、ここ数年は年間100万台以上のHEVを販売してきたし、最近世界的累積販売台数が700万台を突破した。ホンダ車も「インサイト」と「シビック」など主力ハイブリッドモデルを前面に出し、世界市場での安定した市場シェアを維持している。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-09 17:18:17




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