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KT「自律走行AI防疫ロボット」出荷…殺菌と空気清浄を一度に


  • KT「自律走行AI防疫ロボット」出荷…殺菌と空気清浄を一度に

# ある大学病院内の歯科診療の待合室。医療スタッフから患者まで賑わう人々の間で高さ95㎝、重さ35㎏の防疫ロボットが、平均速度秒速0.8mで病院のあちこちを横切る。歯科病院は患者がマスクを脱いで診療を受ける空間であるだけに、防疫に対する需要は特に高い。これまでは防護服を着た職員が、診療時間の前後で利用者がみんな席をはずした状態で、有害性問題が生じることがある消毒液を直接噴射したならば、いまや自律走行防疫ロボットが一般空気清浄機のように、最新のプラズマ殺菌方式を基盤に24時間空気防疫を行う。

通信企業からデジタルプラットフォーム企業に変身しているKTが描く、「エンデミック(感染病周期的流行)」時代の防疫ロボットを利用した多重利用施設の未来の姿だ。 KTは30日、オンラインで出荷記者懇談会を開き、2種の人工知能(AI)防疫ロボット(中小型・大型)を公開した。製品は4月中に正式出荷する予定で、現在は一部の顧客を対象に実証(PoC)を進めている段階だ。利用料金は36ヶ月約定を基準にして、中小型と大型モデルがそれぞれ75万ウォンと79万ウォン(税別)だ。

KT AI防疫ロボットは人体に無害なプラズマ方式を活用し、人が活動を中断することなく常時防疫を行うことができるという点が特徴だ。ライダー(LiDAR)とカメラセンサーを基盤にした自律走行技術を適用し、ロボットが自ら移動して防疫を進める。機器の下部に搭載した紫外線波長(UVC)LEDにより、飛沫形態で床に落ちたウイルスに対する防疫も行われている。微細粉塵や生活有害ガスに対する空気清浄機能も備えている。第5世代移動通信(5G)とLTEネットワーク環境の両方を支援する。

これまで配送や介護などの分野でさまざまなロボットが出荷されたが、自律走行ベースのプラズマ防疫ロボットを月ぎめ購読の形態で商用化するのはKTが国内では初めてだ。 2020年「AIロボット事業団」という専任組織を新設し、就任の初期からロボット事業を未来有望事業として強化してきた実具鉉謨(ク・ヒョンモ)代表の戦略が具体的な結実を見ているという評価だ。特に2025年までに非通信事業の売上げ比率を全体の50%まで引き上げると宣言したKTの野心的な目標達成に、今回の防疫ロボットのヒットは重要な役割を果たすものと解釈される。

イン・ジョンスKT AIロボット事業担当は「新しく出荷するAI防疫ロボットは、今年に3千~4千台の販売を目指している」とし、「病院やホテル、地方自治体など公共機関、幼児教育機関を主要ターゲットと見ている」とした。

カギは低価格製品を前面に出した中国ロボットメーカーとの競争だ。製造業ではないKTは、プラットフォームサービスを通じて差別的優位を占めるだろうと見ている。スマートフォンアプリを通じてロボットを呼び出して移動させ、ロボットの状態をデータとしてリアルタイム分析し、防疫履歴と結果報告書まで確認できるようにサービスを提供する予定だ。また全国的なネットワーク事業者としての強みを活用し、24時間の管理サービスを提供するという目標だ。自社・協力会社のサービスと結合した提携商品の出荷も可能だという点もKTの競争力だ。
  • 毎日経済 | ウ・スミン記者
  • 入力 2022-03-30 20:43:36