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パーム油価格の急騰でバイオディーゼルの価格が急騰


世界中のパーム油(CrudePalmOil)価格の急騰でバイオディーゼルの価格が急騰すると在庫物量が急増していることが分かった。韓国政府は炭素削減のため自動車用軽油のバイオディーゼル義務混合比率を3.5%に高めたが今年からは製油会社が同比率を年平均にだけ合わせればいいからだ。環境にやさしい燃料市場が大きくなっているが、価格による変動性が大きな状況にさらされているという指摘も出ている。

11日、業界によると今月に入ってバイオディーゼルの在庫が急増している。バイオディーゼルの主な原料であるパーム油の価格が急騰し韓国のバイオディーゼルの価格も昨年の1800ウォン台(1リットル当たり年平均価格)から最近2000ウォン台に上昇した。軽油価格が急騰した中、バイオディーゼル価格も同様の水準になった。バイオディーゼルはメーカーが原料価格を反映して価格を算定すれば、製油会社が入札方式で買い入れる。

バイオディーゼルの価格が上がると製油会社各社はバイオディーゼルの発注量を早いテンポで減らしているという。製油会社は現在、バイオディーゼルの割合を年間2~5%の範囲で調節できる。業界の関係者は「最近、ほとんどの製油会社がバイオディーゼルの混合比率を2%に合わせる状況だ」とし「製油会社各社が原油価格の高騰により非常経営を続けている中、バイオディーゼルの買取も影響を受けている」と明らかにした。

このため、バイオディーゼル会社も非常事態になった。正確な需要予測が難しいため原料需給・生産計画などの支障はもちろん、場合によって収益性も悪化しかねないという懸念が出ている。バイオディーゼル業界のある関係者は「現在、在庫物量は高い原料価格が反映された製品で、メーカーの立場で在庫が増えるのは大きな負担だ」と説明した。パーム油の1トン当たりの年平均価格は2020年710ドルから2021年1205ドルに上昇したのに続き今年3月には1568ドルに急騰した。

バイオ燃料の拡大は全世界的な傾向を見せている。国内は2030年までにバイオディーゼルの義務混合比率を5%まで拡大する予定だ。

韓国では現在JCケミカル・エギョンケミカルなどがバイオディーゼルを生産しており、ヒョソンティーアンドシーは原料仲介事業に参入している。現代オイルバンクは来年の上半期からバイオディーゼル商業生産に乗り出す予定だ。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者
  • 入力 2022-04-11 17:17:58