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米国でジェネシス電気自動車を生産 現代自動車社長 「車と文化の結合が重要」


  • 米国でジェネシス電気自動車を生産 現代自動車社長 「車と文化の結合が重要」
  • ニューヨーク=イ・セハ記者

「高級車ブランドのジェネシスを熟成させ電気自動車も高性能戦略を推進します」

現代自動車の張在勲(チャン・ジェフン)社長(写真)が13日(現地時間)、米国ニューヨークのジェネシスハウスで毎日経済の記者と会い米国市場で現代自動車戦略について、このように話した。張社長は「今回の「2022ワールド・カー・アワード(WCA)」で現代自動車が受賞できなかった部分を狙うならば高性能・高級車モデルが決め手となる」とし「今回、我われの戦略がさらに明確になるきっかけになった」と話した。現代自動車のアイオニック5は13日、22日のニューヨークオートショーで「世界今年の車」はもちろん、「世界今年の電気自動車」、「世界今年の自動車デザイン」など6部門のうち3部門で受賞した。ただジェネシスGV70は「世界高級車」部門の最終候補に挙がったがメルセデスベンツEQSに押されて受賞できなかった。

2016年、米国市場に初めて進出したジェネシスは最近、早いテンポで成長している。2020年12月以降16か月連続で米国で販売量が増えた。今年の第1四半期だけで1万1700台が売れ歴代第1四半期基準で最多販売量を更新した。

米国の心臓であるニューヨークにジェネシスブランドを知らせるためジェネシスは昨年11月、マンハッタンの真ん中に複合文化空間である「ジェネシスハウス」をオープンした。ジェネシスの様々なモデルを展示し図書館やレストランなどを組み合わせた。

張社長はジェネシスハウスについて「従来の自動車以外の文化をどのように混ぜるかが重要だ」とし「顧客に伝えたいコンテンツについて様々な悩みを続けている」と伝えた。

現代自動車は米国の電気自動車市場を攻略するため今年12月から米国のアラバマ工場でGV70電気自動車も生産する。ジェネシスブランドでは初の米国現地生産だ。このため、3億ドル(約3700億ウォン)を投資しアラバマ工場に電気自動車生産ラインを増設する。従来、現代自動車代理店で一緒にジェネシスを販売していた方式から脱しジェネシスは独自に独立販売網も構築している。

張社長は今後、世界の完成車メーカーの熾烈な「戦場」である米国で現代自動車の競争力を左右する核心として「電動化技術」を挙げた。張社長は「今回のニューヨークオートショー受賞車の大半が電気自動車であることからも分かるように大勢は電気自動車だ」とし「電気自動車の技術で誰が最もリードしているのか、そして車両のパフォーマンスと信頼性が重要だ」と話した。

また電気自動車を作る「プラットフォーム」の重要性も強調した。電気自動車プラットフォームとは電気自動車に必要なバッテリーやモーターなどを構成する基本骨格を意味する。張社長は「電気自動車で最も重要なのが「電動化プラットフォーム」だが、現代自動車は、このプラットフォームを保有している完成車メーカーの1つだ」とし「プラットフォームの性能と種類、どちらでも競争力を備えなければならない」と説明した。

張社長は先月、開かれた「CEOインベスターデー」で2025年の乗用車プラットフォーム「eM」と目的基盤モビリティ(PBV)電気自動車専用プラットフォーム「eS」など新規専用電気自動車プラットフォームの2種を導入すると発表している。
  • 毎日経済 |ニューヨーク=イ・セハ記者
  • 入力 2022-04-15 17:28:48




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