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LG生活健康、米国の人気化粧品メーカーを買収し北米を攻略


  • LG生活健康、米国の人気化粧品メーカーを買収し北米を攻略
  • LG生活健康が買収する米国ビューティーブランド「クレームショップ(The Crème Shop)」の代表製品。[写真提供=LG生活健康]

LG生活健康が米国の化粧品市場で最近、最も注目されているブランドを買収する。北米市場の攻略に拍車をかけるための布石だ。

LG生活健康は20日、化粧品ブランド「クレームショップ」の株式65%を1億2000万ドル(約1460億ウォン)で買収する契約を締結したと発表した。クレームショップは米国のMZ世代(1980~2004年生まれ)が最も好むブランドの1つだ。

会社の共同創業者であるローレンス・キムは在米韓国人で韓国式化粧法を商品に取り入れてブランドのアイデンティティを強化した。最近、北米市場でKーPOPやKドラマなど韓国文化への関心が高まりクレームショップを利用する現地の人も増えている。

この3年間の売上成長率は年30%を超えた。クレームショップの売上規模は昨年470億ウォンだった。LG生活健康の関係者は「クレームショップは米国のMZ世代のKビューティーに対する関心を効果的に反映したブランドで基礎・ポイントメイク用品やビューティーアクセサリーなど多様な製品を販売して人気を集めている」と伝えた。

米国内でクレームショップに対する好評も続いている。昨年末、米国のファッションビューティーマガジン『マリ・クレール』は「米国で愛されるベストKビューティーの代表ブランド」の1つにクレームショップを選定した。メディアは「可愛くてキュートなパッケージの中に驚くべき優れた製品が入ったブランド」と紹介した。クレームショップは韓国大衆文化を活用したマーケティングでブランドファンを増やしている。防弾少年団のキャラクターとして有名な「BT21」とのコラボレーション製品は社会ネットワークサービス(SNS)で話題を集めた。また、ハローキティやディズニーなど可愛らしいキャラクター製品で有名になった。

コロナ19の状況の中で高成長したという点もLG生活健康が買収を決定する契機になった。クレームショップはアルタ・ビューティーなど米国内のオフライン流通チャンネルを通じて成長したにもかかわらずパンデミックの影響をほとんど受けなかった。それだけ会社の競争力がしっかりしている証拠だ。現在もウォルマートへの出店などオフライン流通ラインを拡大している。北米でも社会的距離の確保が終息しただけにクレームショップの成長ぶりはさらに早まる見通しだ。今回の買収を機にアマゾンなどのデジタルチャンネルでも事業を拡大する計画だ。

LG生活健康は今回の買収をきっかけに北米市場でグループ競争力を確保していくという戦略だ。チャ・ソクヨンLG生活健康副会長は今年の新年の挨拶で「グローバルブランドビューティー会社に跳躍するため最大市場であると同時にトレンドを創出する北米で事業拡大を図っていかなければならない」と述べた。主力市場の1つである中国で韓国の化粧品ブランドが困難に直面し北米市場への攻略速度がさらに速くなっている。会社側は2019年にもアメリカの化粧品メーカーであるエイボンを約1485億ウォンで買収したことがある。130年の歴史を持つ化粧品直接販売会社を買収し北米事業の販路拡大に力量を集中した。

昨年8月には米国のヘアケア会社ボインカ(Boinca)の株式56%を約1170億ウォンで買収している。ボインカはヘアケアブランド「アルティックフォックス(Arctic Fox)」を保有する有名会社だ。ファッション染毛剤がMZ世代に人気を集めアマゾン・サリービューティーなどで最も多く販売されたヘア製品上位3ブランドに名を連ねた。今年2月にはアメリカのヘアケア専門企業ファルーク・システムズ(Farouk Systems)とともにスマートオーダーメイド染毛剤システム「LG CHIカラーマスター」を開発しアメリカの100以上のヘアサロンに披露した。LG生活健康の関係者は「KーPOPとKコンテンツの強気でKビューティーに対する関心が日増しに高まっているだけにクレームショップが保有している現地マーケティングと営業力量を活用して米州事業を育成していく計画だ」と伝えた。
  • カン・ヨンウン記者
  • 入力 2022-04-20 17:29:16