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サムスン電子「RE100」加入を決定 電力100%を再生可能エネルギーで充当


サムスン電子が企業が使用する電力100%を再生可能エネルギー(Renewable Energy)で充当する国際キャンペーン「RE100」に参加する。炭素中立がグローバルイシューとして浮上している中、サムスン電子もこのような流れに積極的に参加するという趣旨だ。22日、財界によるとサムスン電子は最近、大統領職引継ぎ委員会にRE100への加入を決めたと伝えた。

加入時期は来月の新政府発足後になる見通しだ。新政府の環境政策などとあいまって細部の履行計画と完了時点などを調整する必要があるからだ。RE100は企業が使用する電力の100%を2050年までに風力・太陽光・地熱といった再生エネルギーなどを通じた電力で充当するという自発的な約束だ。

サムスン電子は持続的に再生エネルギーの使用を増やしてきた。米国と中国の半導体事業所の場合、2019年からすべての電力を再生エネルギーに代替した状況だ。また、器興(キフン)と平沢(ピョンテク)事業場の駐車場と建物の屋上、新築用地など多様な空間に太陽光発電設備を設置し事業場の電力として使用している。これを通じて2020年の1年間、サムスン電子半導体事業部門が削減した温室効果ガス量は568万トンに達する。

サムスン電子がRE100の加入をためらったのは再生エネルギー転換に伴う莫大な費用負担とともに安定的な再生エネルギーの電力調達が容易ではないという現実的な問題のためだった。RE100を移行するためには企業が直接、再生エネルギーを通じて電力を生産する方法が最も確実である。

しかし、これは現実的に難しいため大半が再生エネルギーを生産する電力会社と契約したり新再生エネルギー供給認証書(REC)を購入する方法を活用する。

サムスン電子が今回、RE100に加入することになり直ちに韓国とベトナムの事業所に再生エネルギーの電力供給を増やさなければならない課題を抱えることになった。現在、韓国の場合、再生可能エネルギー供給単価が従来より1.5~2倍ほど高い。製造会社の営業利益率を考慮すると費用的側面で大きな負担になりかねない。また、ベトナムの場合、活用できる再生エネルギー手段が多くない上、単価が高いことも障害に挙げられている。

韓国の場合、高麗亜鉛、LGエネルギーソリューション、SKハイニックス、SKテレコム、アモーレパシフィック、仁川(インチョン)国際空港公社、KB金融グループ、韓国水資源公社、未来アセット証券、SKIET、SK(株)、SKマテリアルズ、SKシルトロン、SKC、ロッテ七星飲料など15社がRE100キャンペーンに加入した。このうち最も攻撃的な目標を掲げた企業は未来アセット証券だ。韓国の金融業界では初めて2025年までに事業場で使用する電力100%を再生エネルギーで調達すると宣言した。

キャンペーンに加入した韓国企業の大半がRE100の目標達成時点を2040年または2050年と定めている中、異例にLGエネルギーソリューション、アモーレパシフィック、SKIETなどが2030年までに全事業場を再生エネルギーから調達した電力だけで運営すると宣言し注目を集めている。

LGエネルギーソリューションは2050年に温室効果ガス純排出量「ゼロ(0)」を目標にバッテリー原材料調達から生産、消費、廃棄に至る供給網全般を含む「資源の善順な輪」を構築している。韓国ビューティー業界で初めてRE100に加入したアモーレパシフィックは製品の生涯周期全般にわたる炭素の足跡を測定し原料と包装材を炭素排出量が少ない材質に変える予定だ。

さらに韓国では政府主導ですべての電気消費者が参加可能な「韓国型RE100制度」が昨年導入され現在まで参加組織が50か所を超えているという。制度活性化のため企業が再生可能エネルギー電力を直接購入する第三者電力取引契約(PPA)、再生可能エネルギー電力に上乗せして購入する「グリーンプレミアム」などが導入された。
  • 毎日経済 | イ・スンフン記者/パク・ユング記者
  • 入力 2022-04-22 17:48:17