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LG電子、ティウン・スタンバイミー・ホームブリューなど革新アイテムの秘訣はCIC


  • LG電子、ティウン・スタンバイミー・ホームブリューなど革新アイテムの秘訣はCIC
  • LGティウンミニ

「LGティウン(LG tiiun)、スタンバイミー(Stand By Me)、ホームブリュー(LG Home Brew)…」

LG電子が発売したこれらの製品の共通点は2つだ。1つは発売のたびに売り切れとなる「品切れ大乱」アイテムであること、もう1つは社内独立企業(CIC、Company In Company)が企画から製品発売まで責任を負ったということだ。

27日、LG電子、LGディスプレー、LG CNS、LGユープラスなど系列会社別として運営する社内ベンチャープログラムが多様な成果を出していると発表した。社内ベンチャーは2018年にLGグループのク・グァンモ会長が就任して以来、市場の変化に能動的に対応する「アジャイル(agile)」組織文化を構築するための延長線から始まった。成功した社内ベンチャーはLGの垣根を離れたりもする。オンラインで顧客の体型に合わせた最適サイズとフィットを見つけるファッションプラットフォームサービスLG電子「EDWO」は昨年、社外ベンチャーとして独立した。

LGグループの社内ベンチャーシステムの中で目を引くのはLG電子のCICだ。CICは社内に設立された別途の企業だ。自律的な運営ができるように多様な権限と責任が付与される。独立採算制が基本であるため経営企画・財務・人事・総務などいわゆる「姑」の干渉から自由なのが特徴だ。

事前販売から完売を記録し人気を集めている「LGティウンミニ(LG tiiun mini)」を披露したスプラウトカンパニーがLG電子1号のCICだ。サンチュ(レタス)のような食べ物を育てる食用植物栽培コンセプトから始まったCICは、市場調査を通じてハーブや花も育てることができる製品へと開発方向を変えた。2020年、世界最大の家電展示会である米国CESに製品コンセプトを公開した後、昨年は「ティウン」、今年は「ティウンミニ」を相次いで公開した。スプラウトカンパニーのシン・サンユン代表は「CIC形態の柔軟な組織がなかったら、このようにスピード感のある開発は難しかっただろう」と伝えた。

2019年に家で酒を飲む「ホーム酒族」を狙ってLG電子が発売した世界初カプセル型クラフトビール製造機「LGホームブリュー(LG Home Brew)」もLG電子のCICマイビアラボ(Beer Lab)で披露された作品だ。カプセルと水さえあれば一定期間を経てクラフトビールを製造できるホームブリューは社内でアイデアが出てから5年後に製品を発売することができた。マイビアラボの構成員たちは商品企画から供給網の管理、マーケティングなど製品と関連したすべての業務を直接担当する。LGという傘の下から製品が出たが会社とは関係のない独立組織として動く。

現在、LG電子では10前後のCICが運営されている。最近、CICが相次いで成功した秘訣としては徹底した自律的運営が挙げられる。通常、部長や次長などの責任級が代表を務めるが彼らが思う存分、意思決定ができるように関与しないということだ。

成功に対する確実な補償システムも設けられている。CICの開始時から様々なオプションを契約書に反映する。これには売上高の一定部分を成果給として受け取るか、開発程度によって特進の恩恵を与え利益の一定部分を差し引くなど多様な選択肢が含まれる。スタートアップのように補償体系が確実なのだ。

最後に「人の和」が強調されるLGだけの文化も一役買っているという分析だ。CICで失敗しても人に責任を問わず本人が元の場所にいつでも戻ってくる機会を与える。

LG電子だけでなくLGディスプレイも社内ベンチャーを育成する「ドリームプロジェクト」を運営している。
  • 毎日経済 | イ・スンフン記者
  • 入力 2022-04-27 17:53:03