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ソウルの未来成長力が急落、龍山の開発不振が原因


  • ソウルの未来成長力が急落、龍山の開発不振が原因
  • 2日、ソウル龍山区(ヨンサング)二村洞(イチョンドン)のあるマンションから眺めた龍山の姿。線路の左側には鉄道整備廠の敷地が10年間放置されており右側には古い低層住宅が密集している。競技場70面積の52万平方メートルに達する鉄道整備廠と西部(ソブ)二村洞一帯の貴重な地が非効率的に放置されソウルの競争力を落としているという指摘が出ている。[パク・ヒョンギ記者]

2015年まではソウルの地位は世界主要都市と肩を並べていた。ソウルは企業活動と人的資本などで都市競争力を測定するグローバル都市指標(GCI)では11位、未来成長力を評価するグローバル都市展望(GCO)の順位では10位を記録した。当時、都市競争力ではベルリンやシドニー、トロントを上回り未来成長力を基準に東京やパリなど世界の主要都市より順位が高かった。

しかし、ここ数年間、世界的な「メガシティ戦争」が起こり首都ソウルは急速に後退している。インフラストラクチャーの改善と海外直接投資の誘致を拡大することを推進したアブダビの場合、2015年の48位から昨年は4位へと未来都市成長力の順位を引き上げ、日本の東京は都心の大改造の成果を掲げて未来成長力の順位でソウルを追い越した。A.T.カーニーによるとソウルは都市競争力が2015年11位から2021年17位へと6ランクも下がり未来成長力は同期間10位から31位まで急落した。

  • ソウルの未来成長力が急落、龍山の開発不振が原因
ソウルの競争力が下落した理由は都心の中心である龍山の開発不振にあるという分析が出ている。第4次産業革命がもたらす技術革新で国家の成長動力が都心に、大都市の中心地に押し寄せているが、ソウルの中心地は事実上10年以上放置されているからだ。

毎日経済が諮問した都市計画の専門家たちは、中心部を捨てたまま成功した都市はないと口をそろえる。檀国(タングク)大学の都市計画・不動産学部のキム・ヒョンス教授は「米国マンハッタンのハドソンヤード、英国ロンドンのキングスクロス駅のようなプロジェクトは国家競争力を引き上げる中心軸の役割を果たす」とし「龍山をこのまま放置すれば国家競争力を引き上げることは事実上不可能だ」と評価した。

キム・スンベ韓国不動産開発協会長は「ソウルで生産活動が最も活発に行われているのは光化門(クァンファムン)、汝矣島(ヨイド)、江南(カンナム)だが、その中に位置する龍山は空いており、ソウル都心構造が深刻に歪曲されている状況だ」と助言した。 超高層建築物の建設現況は、ソウルという都市がどれほど停滞しているかを示している。世界超高層都市建築学会(CTBUH)を通じて2011年から2021年までの10年間、200メートル以上の超高層ビルの建設現況を把握した結果、ソウルは9か所に過ぎなかった。同期間、ニューヨークや上海、シンガポールなど世界主要10都市が超高層ビルを20~40棟を建設したことを考慮すれば大幅に下がる数値だ。

毎経メディアグループは3日の午前9時、龍山区ソウルドラゴンシティホテルのハンラルームで「龍山ルネサンス」をテーマに第32回ビジョンコリア国民報告大会を開催する。報告書には龍山時代の未来開発戦略とこれを基盤とした首都ソウルのグローバル競争力を高めるためのアクションプランを提示する計画だ。
  • 毎日経済 | 特別取材チーム=イ・ジヌ局次長兼知識部長/ソ・チャンドン部長(チーム長)/ソン・ドンウ不動産専門記者/キム・デギ記者/チョン・ソクファン記者/ユ・ジュンホ記者/イ・チュクボク記者
  • 入力 2022-05-02 17:51:36