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韓国GM、ロベルト・レンペル氏を新社長に選任 韓国勤務7年目のエンジニア


  • 韓国GM、ロベルト・レンペル氏を新社長に選任 韓国勤務7年目のエンジニア
ゼネラルモーターズ(GM)が20日、新任の韓国GM社長にGMテクニカルセンターコリア(GMTCK)のロベルト・レンペル社長(写真)を選任すると発表した。今月末に任期を終えるカハー・カゼム社長は中国総括副社長に就任する。

新任のレンペル社長は1982年にGMブラジルに入社した後、全世界の事業場をあまねく経て製品企画と車両開発を担当してきた。2015年から韓国で勤務し2019年1月からはGMTCKを率いてきた。

レンペル社長の前に置かれた第一の課題は、韓国GMの経営効率性を高めることだ。韓国GMは自動車半導体の需給難により販売不振まで経験し生産量が着実に減っている。韓国GMの今年第1四半期の生産台数は6万408台で、昨年第1四半期(8万6399台)より30.1%減少した。経営効率性の次元で韓国GMは先月、富平(プビョン)第1・2工場の人材のうち700人を昌原(チャンウォン)工場に再配置することにした。

来年から昌原工場で生産されるクロスオーバーSUV(CUV)が成功するかどうかもレンペル社長にかかっている。レンペル社長はシボレートレイルブレイザーと今回のCUVの総括首席エンジニアを務めてきた。トレイルブレイザーは2019年11月に発売され累積輸出台数が30万台を突破した人気モデルだ。

韓国GMの内部的にはレンペル社長に対する期待が大きい。韓国GMの関係者は「2015年から韓国で勤めながら国内事業場に対する理解度が高い」とし、「労働組合と交渉した経験もあり労使関係を滑らかに導いていくという期待がある」と説明した。これまで深刻な労使葛藤を経験してきた韓国GMであるだけに新任社長の交渉能力も重要だ。レンペル社長は「自動車産業界はもちろん、会社の重要な時期に韓国GMを率いることができて大きな光栄」とし「韓国GMは国内外市場で爆発的な人気を集めているシボレートレイルブレイザーとビュイックアンコールGXを成功させ今後発売されるCUVも大きな成功を収めるものと確信している」と伝えた。

  • 毎日経済 | イ・セハ記者
  • 入力 2022-05-20 17:42:53




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