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SKT、業務用協業ツール市場に進出 ネイバー・カイオに続いて通信キャリアが加勢


非対面またはハイブリッド勤務の拡散と共に急速に拡大している企業向け協業ツール市場に通信キャリアも加勢した。協業ツールは会社の内外構成員が業務をオンライン基盤で有機的に進行できるようメッセンジャー、テレビ会議、日程・プロジェクト管理をはじめ生産性に特化した機能を統合提供するソリューションを指す。先立ってネイバーとカカオはもちろん、スタートアップソリューションまで多様な情報技術(IT)企業が急速に市場を先取りした領域だ。これに対し通信会社はすでに企業ソリューション分野で技術力を確保したベンチャー・スタートアップと手を握り通信会社の営業力を全面に出して市場攻略に乗り出すという戦略を展開している。

24日、SKテレコムは全社的資源管理(ERP)の先頭企業であるザ・ゾーン・ビズオンと提携し統合ビジネスプラットフォーム「SKT Enterprise Works」をリリースすると発表した。先立ってザ・ゾーン・ビズオンはERP、グループウェア、文書管理システムをクラウド(SaaS)基盤で統合提供する「アマランス10(Amaranth10)」を市場に披露した。このソリューションにSKテレコムのテレビ会議ソリューション「MeetUs」と人工知能(AI)、モノのインターネット、セキュリティ力量を融合させ早ければ6月中旬にリリースするという目標だ。SKテレコムのチェ・ナクフン・スマートファクトリーCO担当は「今回の協力はSKテレコムのAI、通信力量とザ・ゾーン・ビズオンのエンタープライズソリューションの力量が結合し企業顧客に差別化された経験を積ませる始まりになるだろう」とし「今後、SKテレコムは企業ソリューション市場でも国内最高のAIサービスカンパニーの地位を強固にするだろう」と明らかにした。

先立ってKTも協業ツールスタートアップのマドラスチェック(Madras check)と手を握り「KT BizWorks」をリリースした。メッセンジャー、日程・作業管理、ファイル共有までオールインワンの協業機能を提供する。また、プロジェクト中心のコミュニケーションで内部職員だけでなく外部の協力会社も招待機能を通じて有機的な疎通が可能な点が特徴だ。2月、科学技術情報通信部のデジタルサービス利用支援システムに登録し公共分野に進出する準備も終えた。KTの関係者は「具体的な機関実名は契約を締結する前まで公開しにくいが、大学と研究員を中心に契約を締結する予定」とし「多様な政府機関の顧客に提案を推進している」と伝えた。

LGユープラスは昨年4月、自社企業向け業務ポータルサービス「U+グループウェア」を「U+ワークス」に全面改編し独自路線の歩みを見せている。改編にはコロナ19以後、中堅・中小企業でも遠隔勤務需要が大きく増えたという点が功を奏した。メッセンジャー、勤怠管理、協業のような基本機能はもちろん、人事、在庫、営業管理のような付加機能を統合提供するサービスだ。向上した機能と低価格を前面に出し現在まで2500社以上の会社で6万人を超える顧客を確保した。

すでに協業ツール市場ではネイバーとカカオが既存の自社サービスとの連携を前面に押し出し急速に市場を先取りした状況だ。ネイバーワークスは、従来ネイバーで使い慣れていたメールとカレンダー、パパゴ通翻訳のようなサービスとの連動が長所だ。カカオワークも全国民が使用するカカオトークの使い慣れた使用性をそのまま活用した。ここにAI秘書「キャスパー」が状況を判断して動作を遂行する形で接木され、ソリューションが一層高度化する予定だ。例えば今までは「今週の日程がどうなるのか?」という質問にAIが答える水準に止まったとすれば、今後は「今週一番早い時間に○○とミーティングをしてほしい」という要請にAIが自ら職員の空いている日程を確認し会議室予約まで終える形態が可能になる展望だ。
  • 毎日経済 | ウ・スミン記者
  • 入力 2022-05-24 17:29:43