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「カンヌ国際映画祭」2冠王に導いたCJ、文化産業に12兆ウォンを投資


  • 「カンヌ国際映画祭」2冠王に導いたCJ、文化産業に12兆ウォンを投資
  • イ・ジェヒョン会長

28日に閉幕した第75回カンヌ国際映画祭で『別れる決心』(パク・チャンウク監督、監督賞)と『ベイビー・ブローカー』(俳優ソン・ガンホ、主演男優賞)が韓国映画史上初めてカンヌ2冠を達成した。両映画の投資・配給を引き受けたCJグループがKコンテンツ・Kフードなど未来ライフスタイル分野に今後5年間20兆ウォンを集中投資するという計画を発表した。これを土台に2万5000人以上の雇用を創出するという目標も立てた。

CJは30日、このような内容を盛り込んだ「未来ライフスタイルの投資計画」を公式発表した。

CJは先立って昨年11月に発表したグループ中期ビジョンで「カルチャー(Culture・文化)」、「プラットフォーム(Platform)」、「ウェルネス(Wellness)」、「サステイナビリティ(Sustainability・持続可能性)」などを4大成長エンジンとして提示したことがある。今後の投資と雇用も4大成長エンジンを基盤に拡大する方針だ。

最も投資規模が大きい分野はカルチャーで5年間、計12兆ウォンを投入する。これを通じて世界市場を狙った「ウェルメイドコンテンツ」を制作する力量を育てる。Kフード拡散のための生産施設確保、未来型食品開発も投資計画に含まれた。

CJの関係者は「CJは産業基盤が弱かった1990年代中盤から25年以上映画、ドラマなど文化事業に着実に投資しグローバル水準に跳躍する道を開いた」として「攻撃的な投資で「ソフトパワー」分野でKブランド地位を高める主人公になる」と明らかにした。2019年カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『パラサイト 半地下の家族』もCJグループのCJ ENMが投資・配給した映画だった。

物流・コマースなどプラットフォーム分野では「Eコマース(E-Commerce・電子商取引)」と「エムコマース(M-Commerce・モバイル商取引)」市場の急激な成長に伴いインフラストラクチャー拡大などに7兆ウォンを投資する。国内1位の物流企業であるCJ大韓通運はEコマースの最適化インフラ・システム強化など物流競争力の確保に、KビューティープラットフォームのCJオリーブヤングは情報技術(IT)を適用したマーケティング・サービスの高度化と海外売上の比重拡大に乗り出す。

CJはウェルネスと持続可能性分野にも1兆ウォン以上を投資する。海水から自然分解されるエコフレンドリーな生分解プラスチック(PHA)製品の生産施設拡大など未来型新素材投資が中心だ。CJはこれと共にバイオ医薬品の委託開発生産施設(CDMA)の構築、天然プレミアム素材の高度化作業にも拍車をかける。

CJ側は、このような未来ライフスタイル分野への投資が成功すれば、2026年までに毎年5000人以上を新たに採用できるものと期待している。CJ関係者は「今後5年間、少なくとも2万5000人から最大3万人に迫る働き口創出が可能だと予想している」と自信を示した。
  • 毎日経済 ソン・ギョンウン記者
  • 入力 2022-05-30 17:19:29




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