トップ > 数字経済 > 経済 > 青ざめたコスピ 「下半期2100まで下がる可能性も」
韓国の証券市場が今年上半期に低迷した流れを見せたのに続き、下半期の有価証券市場（コスピ）が2100台まで下落する可能性があるという暗鬱な展望が出ている。景気低迷の懸念が投資心理を悪化させている上、半導体業種など主要企業の業績展望値の下方修正まで重なり悪条件として作用しているものと分析される。
1日、韓国取引所によるとコスピは2020年11月2日以降、約20か月ぶりに取引中2300台を下回った。時価総額上位銘柄の大半が下落した中、LGエネルギーソリューション（-3.91%）、SKハイニックス（-3.85%）、サムスンSDI（-3.76%）、カカオ（-3.72%）などの下げ幅が大きかった。この日の取引中、サムスン電子は5万5900ウォン、カカオは6万6600ウォンまで下落するなど、コスピ74銘柄、コスダック102銘柄が52週安値を更新した。
一方、ポーランドと防衛産業の協力を強化するというニュースに韓国航空宇宙（5.58%）、LIGネクスワン（5.57%）、ハンファ・エアロスペース（3.49%）など防衛産業株は強気を見せた。農心（ノンシム、6.54%）、CJ第一製糖（3.43%）などの飲食料品やDB損害保険（3.92%）、現代海上（2.91%）などの保険株も上昇した。業種別に飲食料品（1.41%）、通信業（1.38%）などディフェンシブ銘柄と保険（1.37%）などは上昇した反面、繊維衣服（-3.24%）、電気電子（-2.22%）、サービス業（-1.53%）などは大きく下落した。
インフレと景気低迷の懸念が残存する中、韓国の貿易収支が3か月連続赤字を記録したという発表が出て、投資心理がさらに悪化したものと見られる。
大信証券のイ・ギョンミン投資戦略チーム長は「前日、中国との関係悪化に対する憂慮や二次電池の悪条件に続き、今日は貿易収支の赤字拡大によるウォン安への圧力拡大と半導体業況の不確実性が流入し、前日の最安値を守っているグローバル証券市場とは異なりコスピは2300台の支持力まで弱くなる状況」と説明した。また、米半導体メーカーのマイクロンテクノロジーが期待に及ばない実績展望値を出すなど、景気低迷の憂慮も大きくなった。キウム証券のハン・ジヨン研究員は「アトランタ連邦準備銀行の米国第2四半期の国内総生産（GDP）の逆成長予告以後、米国の技術的沈滞憂慮が拡大した」として「マイクロンの四半期実績発表後、半導体業況を中心とした主要産業群の前方需要の不振および在庫過剰憂慮が持続している」と伝えた。
一方、今年上半期（1月3日~6月30日）コスピが21.66%下落し32年ぶりに最大の下げ幅を記録し、コスピとコスダックを合わせた全体時価総額が489兆56億ウォン蒸発した。時価総額上位10銘柄が一斉に下落した中、カカオ（-37.87%）、ネイバー（-36.59%）など大型インターネット株の下げ幅が最も大きかった。半導体の主導株であるサムスン電子とSKハイニックスもそれぞれ27.20%、30.53%下落し株価指数を引き下げた。現代自動車（-13.64%）とキア（起亜）（-5.96%）などの自動車株は好業績に支えられ、比較的株価の急落を防いだ。業種別に見れば技術株・成長株の劣勢がより一層目立つ。上半期のコスピ業種指数は、エネルギー価格急騰の恩恵を受けた電気ガス業（4.26%）を除いて下落した。下げ幅が大きかった業種は、サービス業（-33.44%）、電気電子（-28.53%）、繊維衣服（-24.25%）などだった。インターネットやゲームなどの成長株や半導体の大型株がインフレや景気低迷への懸念など、マクロ（マクロ経済）の不確実性や外国人の売り越しに最も大きな打撃を受けたものと見られる。
証券街では下半期の証券市場に対しても悲観的な展望を出している。KB証券はコスピの展望値の下段を最も低い2100、上段を2750と提示した。その他に展望値は△NH投資証券、サムスン証券、メリッツ証券2200~2700△キウム証券2200~2800△ダオール投資証券2250~2660などだ。ダオール投資証券のチョ・ビョンヒョン投資戦略チーム長は「景気低迷と政策変数などで変動性が大きい状況で米国インフレがさらに高くなれば短期急落の可能性がある」と見通した。
青ざめたコスピ 「下半期2100まで下がる可能性も」
◆激しい風が吹く韓米証券市場◆
1日、コスピが外国人投資家の売り越しで前日比1.17%下がった2305.42で取引を終えた中、ソウル汝矣島（ヨイド）のKB国民銀行ディーリングルームに設置された電光掲示板の前をある職員が通っている。コスピは同日、取引中2291.49まで下落した
1日、韓国取引所によるとコスピは2020年11月2日以降、約20か月ぶりに取引中2300台を下回った。時価総額上位銘柄の大半が下落した中、LGエネルギーソリューション（-3.91%）、SKハイニックス（-3.85%）、サムスンSDI（-3.76%）、カカオ（-3.72%）などの下げ幅が大きかった。この日の取引中、サムスン電子は5万5900ウォン、カカオは6万6600ウォンまで下落するなど、コスピ74銘柄、コスダック102銘柄が52週安値を更新した。
一方、ポーランドと防衛産業の協力を強化するというニュースに韓国航空宇宙（5.58%）、LIGネクスワン（5.57%）、ハンファ・エアロスペース（3.49%）など防衛産業株は強気を見せた。農心（ノンシム、6.54%）、CJ第一製糖（3.43%）などの飲食料品やDB損害保険（3.92%）、現代海上（2.91%）などの保険株も上昇した。業種別に飲食料品（1.41%）、通信業（1.38%）などディフェンシブ銘柄と保険（1.37%）などは上昇した反面、繊維衣服（-3.24%）、電気電子（-2.22%）、サービス業（-1.53%）などは大きく下落した。
インフレと景気低迷の懸念が残存する中、韓国の貿易収支が3か月連続赤字を記録したという発表が出て、投資心理がさらに悪化したものと見られる。
大信証券のイ・ギョンミン投資戦略チーム長は「前日、中国との関係悪化に対する憂慮や二次電池の悪条件に続き、今日は貿易収支の赤字拡大によるウォン安への圧力拡大と半導体業況の不確実性が流入し、前日の最安値を守っているグローバル証券市場とは異なりコスピは2300台の支持力まで弱くなる状況」と説明した。また、米半導体メーカーのマイクロンテクノロジーが期待に及ばない実績展望値を出すなど、景気低迷の憂慮も大きくなった。キウム証券のハン・ジヨン研究員は「アトランタ連邦準備銀行の米国第2四半期の国内総生産（GDP）の逆成長予告以後、米国の技術的沈滞憂慮が拡大した」として「マイクロンの四半期実績発表後、半導体業況を中心とした主要産業群の前方需要の不振および在庫過剰憂慮が持続している」と伝えた。
一方、今年上半期（1月3日~6月30日）コスピが21.66%下落し32年ぶりに最大の下げ幅を記録し、コスピとコスダックを合わせた全体時価総額が489兆56億ウォン蒸発した。時価総額上位10銘柄が一斉に下落した中、カカオ（-37.87%）、ネイバー（-36.59%）など大型インターネット株の下げ幅が最も大きかった。半導体の主導株であるサムスン電子とSKハイニックスもそれぞれ27.20%、30.53%下落し株価指数を引き下げた。現代自動車（-13.64%）とキア（起亜）（-5.96%）などの自動車株は好業績に支えられ、比較的株価の急落を防いだ。業種別に見れば技術株・成長株の劣勢がより一層目立つ。上半期のコスピ業種指数は、エネルギー価格急騰の恩恵を受けた電気ガス業（4.26%）を除いて下落した。下げ幅が大きかった業種は、サービス業（-33.44%）、電気電子（-28.53%）、繊維衣服（-24.25%）などだった。インターネットやゲームなどの成長株や半導体の大型株がインフレや景気低迷への懸念など、マクロ（マクロ経済）の不確実性や外国人の売り越しに最も大きな打撃を受けたものと見られる。
証券街では下半期の証券市場に対しても悲観的な展望を出している。KB証券はコスピの展望値の下段を最も低い2100、上段を2750と提示した。その他に展望値は△NH投資証券、サムスン証券、メリッツ証券2200~2700△キウム証券2200~2800△ダオール投資証券2250~2660などだ。ダオール投資証券のチョ・ビョンヒョン投資戦略チーム長は「景気低迷と政策変数などで変動性が大きい状況で米国インフレがさらに高くなれば短期急落の可能性がある」と見通した。
- 毎日経済 | キム・グミ記者
- 入力 2022-07-01 17:46:07
