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韓国の消費者物価上昇率、24年ぶりに6%台


◆物価衝撃◆

ウクライナ戦争の長期化と全世界のサプライチェーンの撹乱の影響で、先月の消費者物価が1998年の通貨危機以来初めて6%台に跳ね上がった。政府と韓国銀行が物価高の状況が短期間で解消されないだろうという展望を出すなど、物価の衝撃が韓国経済の全方向に広がっている。

5日、韓国の統計庁によると6月の消費者物価指数は108.22で前年同期比6.0%上昇し、通貨危機当時の1998年11月(6.8%)以来、23年7か月ぶりの最高上昇率となった。最近、政府が油類税引き下げ、輸入原材料関税免除など相次いで物価対策を出したが、原油と穀物をはじめとする国際原材料の価格上昇速度が政策効果を圧倒した。通貨危機当時は、ウォン安が進み海外原材料の輸入費用が増え物価が高くなった。しかし、最近はウォン安と共に海外原材料価格の急騰、賃金上昇まで重なり、それだけ対応も難しくなった。

この日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領はソウル龍山(ヨンサン)大統領室庁舎で国務会議を主宰し、物価高の状況と関連して「政府は物価、民生危機に対応するために関税と油類税引き下げで供給費用を低くし、脆弱階層の生計負担を減らすために努力してきた」とし、「今後私が民生現場に出て国民の困難を聞き、毎週非常経済民生会議を主宰する」と強調した。また、公共部門に対する強力な改革を通じて、民生安定財源を調達する方針も明らかにした。

消費者物価の上昇率は昨年4~9月に2%台を維持していたが、昨年10月(3.2%)3%台に上昇した後、急激に上昇している。品目別では先月、工業製品の価格が1年間で9.3%上昇した。国際原油価格急騰の衝撃に軽油(50.7%)、ガソリン(31.4%)など石油類が39.6%上昇し、パン(9.2%)をはじめ加工食品が7.9%上昇した影響が大きかった。日照りと飼料価格の上昇に農・畜・水産物が4.8%上昇し、4~5月に電気・ガス料金が引き上げられた余波で電気・ガス・水道料金も9.6%上昇した。

庶民の負担はさらに大きくなった。国民が頻繁に買う品目で構成され体感物価を示す生活物価指数は7.4%上昇し、1998年11月(10.4%)以来最大の上昇率を記録した。物価の基調的な流れを示す根源物価(農産物・石油類除外指数)の上昇率も4.4%で、2009年3月(4.5%)以来の最高値を記録した。

物価高は今後も続く見通しだ。現代経済研究院のチュ・ウォン経済研究室長は「原材料価格とウォン安の推移などを勘案すれば物価が7~8月中に6%台後半か7%台前半で頂点を記録する可能性が高い」と見通した。
  • 毎日経済 | キム・ジョンファン記者/パク・イネ記者
  • 入力 2022-07-05 17:58:29