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韓国MZ世代で「無支出チャレンジ」流行 物価高で自ら髪を切りお弁当を持参


  • 韓国MZ世代で「無支出チャレンジ」流行 物価高で自ら髪を切りお弁当を持参
  • 13日の昼休みにソウル市内のあるコンビニで会社員と見られる青年たちがカップラーメン、即席ご飯とのりなどで昼食を済ませている。[パク・ヒョンギ記者]

韓国で物価高が続きMZ世代(1980~2000年代生まれ)のあいだで一日の支出ゼロ(0)を実践する「無支出チャレンジ」が流行っている。美容室に行く代わりにYouTubeの動画を参考にして自ら髪を切ったり、お弁当を持参するなどして「無支出」を実践し、1週間に何日成功したのかをSNSに投稿する流行へとつながっている。

各種イベントや中古取引などを活用して一銭でも稼いで生活費に足そうとする「副収入族」も増えている。今年に入って「ヨンクル(魂までかき集めて借金すること)」で投資した株式・コインなどの資産価格が急落し物価の上昇まで加わり実質資産が急減したことにともなう現象と解釈される。

MZ世代を中心に使わない物を中古取引で売って副収入を上げ、これをSNSに掲載する人も増えている。これを通じて一日に1000~5000ウォンずつささやかに副収入を稼ぎ支出から差し引けば「無支出」にさらに近づくことができるためだ。このため、中古取引アプリケーション(アプリ)のタングンマーケットによると、今年6月の月間純利用者数(MAU)は1800万人となり昨年12月(1700万人)比5.9%増加した。

会社員たちは食事代を節約するために構内食堂やコンビニで昼食を簡単に解決する傾向にある。外食物価の急騰でコンビニで昼食を済ます会社員が増え、コンビニの売上も大幅に増加した。産業通商資源部によれば5月のコンビニの売上は前年同月対比12.5%増えた。

一方、準大規模店舗(SSM)と大型マートの売上は5月基準でそれぞれ前年同月比2.8%、3%減少した。世帯ごとに支出を減らそうと買い物の回数を減らしているためと分析される。
  • 毎日経済 | ムン・ガヨン記者
  • 入力 2022-07-13 17:42:58




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